あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「瑠宇斗さん!いつからあんなに外国語をしゃべれるんですか!?」
「瑞穂に会いに行ってからだ」
「本当に?・・・強志さんの話は嘘でしょ?」
「嘘と本当が混ざっているが・・・瑞穂よりは勉強が出来ると思う」
「わ、私なんて比べものになりませんよ!じゃあ、私、カナダなんて行かなくても英語教えてもらえるじゃないですか!」
「俺は自分が覚えることは出来るが、人には教えられない」
「えっ?」
「教え方が分からない。瑞穂が俺のように、1度で聞いたり見たことを理解し、分析出来るなら、話は別だが・・・」
「それは・・・無理です」
「俺がいつもそばにいれば、必要もない。無理するな」
「はい・・・そうします。それよりも結婚式、どうしましょう・・・結婚式の費用なんて出せないし・・・」
「・・・瑞穂、ここで結婚式はダメか?」
「ここ・・・ですか?」
「ここは俺と瑞穂が出会った大切な場所だろ?もちろん、瑞穂がたくさんの人を呼んで、式場でしたいというなら、強志さんの仕事を手伝って費用を貯める。でも俺は、ここで大切な仲間達にお祝いして欲しいんだ」
「私もここがいいです!瑠宇斗さんと出逢って、私らしく生きることが出来る場所だから・・・」
「じゃあ、そうしよう。その前に・・・人間に戻るよ、瑞穂」
「人間に・・・本当にいいんですか?」
「勿論。一寸の迷いも無い」
「私も一緒に行きます!」
「早速、明日にでも癒怒之神様のところに行こう。今夜、話をしておく」
こうして翌日、瑠宇斗と瑞穂は神の領域へと向かった。