あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「時代は様々に変わりゆく。変わりゆく中で人々も進化している。人間だったからこそ出来ることがある。一緒にこの土地を守る手伝いをして欲しい」
緑運の言葉を聞いて、達之助は首を横に振った。
「俺は1番大切な母さんを守れなかった。俺が神様の使いなんて出来るわけない」
もっと早く山に登っていたら・・・母さん・・・1人で逝かせてごめんね・・・
「神様・・・どうか俺を母のそばに行かせてください。きっと寂しがってますから・・・きっと・・・待っている。お願いします」
「その母からの最後の伝言だ。『私達の大好きなこの山と人々を守って欲しい。達之助、愛してる。ありがとう』とな」
癒怒之神からその言葉を聞いた瞬間、アクアマリンブルーの瞳からは涙が溢れ零れ落ち、達之助は大声を出して泣いた・・・
しばらくして達之助が落ち着いたのを見計らって、癒怒之神は口を開いた。
「状況は把握出来たな、達之助」
「はい・・・」
「今日から我が与えた力で、この山で迷いし人を道案内し、守りなさい。そして、悪しき心の者には、恐怖を与えよ。出来るか?」
「・・・もう1人だし・・・母さんの願いを守ります」
「そなたには銀狼として強き力を授けた。もし、その力に溺れ、神使としての務めを果たさなければ、その時は即刻、黄泉の国へと送る。よいな?」
「わ、分かりました。癒恐之神様」
「頼んだぞ。今日からそなたの名は、瑠宇斗だ」
人が山に迷った時、道案内をする瑠宇斗。
こうして達之助は、あやかし『瑠宇斗』として、300年もの間、緑運と一緒にこの山と町を守り続けてきた。
🐺🐺🐺
「俺が人間の頃では、考えられない世の中になりましたね、緑運さん」
「そうだなぁ。我々は全てを見て来たが、今の時代は想像出来なかった。しかし、少年だったのに立派な神使になったなぁ、瑠宇斗」
「300年、世の中と人間の変わりゆく様を見てきましたから」
「あの可愛い少年が・・・可愛げがなくなり冷静沈着に育ってしまうとは・・・私の愛情より、癒怒之神様の教育が勝っていたのだろうか・・・いや、私の愛情不足か・・・子育てとは難しいものだなぁ・・・」
緑運の言葉を聞いて、達之助は首を横に振った。
「俺は1番大切な母さんを守れなかった。俺が神様の使いなんて出来るわけない」
もっと早く山に登っていたら・・・母さん・・・1人で逝かせてごめんね・・・
「神様・・・どうか俺を母のそばに行かせてください。きっと寂しがってますから・・・きっと・・・待っている。お願いします」
「その母からの最後の伝言だ。『私達の大好きなこの山と人々を守って欲しい。達之助、愛してる。ありがとう』とな」
癒怒之神からその言葉を聞いた瞬間、アクアマリンブルーの瞳からは涙が溢れ零れ落ち、達之助は大声を出して泣いた・・・
しばらくして達之助が落ち着いたのを見計らって、癒怒之神は口を開いた。
「状況は把握出来たな、達之助」
「はい・・・」
「今日から我が与えた力で、この山で迷いし人を道案内し、守りなさい。そして、悪しき心の者には、恐怖を与えよ。出来るか?」
「・・・もう1人だし・・・母さんの願いを守ります」
「そなたには銀狼として強き力を授けた。もし、その力に溺れ、神使としての務めを果たさなければ、その時は即刻、黄泉の国へと送る。よいな?」
「わ、分かりました。癒恐之神様」
「頼んだぞ。今日からそなたの名は、瑠宇斗だ」
人が山に迷った時、道案内をする瑠宇斗。
こうして達之助は、あやかし『瑠宇斗』として、300年もの間、緑運と一緒にこの山と町を守り続けてきた。
🐺🐺🐺
「俺が人間の頃では、考えられない世の中になりましたね、緑運さん」
「そうだなぁ。我々は全てを見て来たが、今の時代は想像出来なかった。しかし、少年だったのに立派な神使になったなぁ、瑠宇斗」
「300年、世の中と人間の変わりゆく様を見てきましたから」
「あの可愛い少年が・・・可愛げがなくなり冷静沈着に育ってしまうとは・・・私の愛情より、癒怒之神様の教育が勝っていたのだろうか・・・いや、私の愛情不足か・・・子育てとは難しいものだなぁ・・・」