あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
 ときよ屋での結婚式は、それは賑やかで、店の中だけではなく、外まで人が溢れていた。
 「おめでとうございます。瑠宇斗さん、瑞穂さん」
 挨拶をしてくれたのは、キゼラの店長の新河と裕実だった。
 「新河さん、裕実さん!2人共ありがとうございます!奥に瑠宇斗さんがいますので、どうぞ」
 2人は喜見湖に行ってから、連絡を取り合い、色々あったみたいだけど、同棲して、お揃いの指輪を薬指にはめている。

 「おめでとう、お付きの瑞穂」
 そこに来たのは、百花と信司だった。
 「だから、お付きじゃありません!」
 「そうね、奥さんだもんね。瑠宇斗の相手が瑞穂で良かった・・・本当に・・・」
 「百花さん・・・ありがとう・・・」
 「あっ、今の言い方、瑠宇斗さんへの愛を感じますけど?百花さん」
 やきもちをやく信司が、すかさず百花に詰め寄った。
 「そんなわけ無いでしょ!昨日あれだけ愛し合ったじゃない!・・・はっ!もう、バカ信司!」
 「そうですよね、あんなに悦んでいたのに、まさかとは思いましたけど・・・」
 「だから、もぉ、何言ってるのよ!恥ずかしい!」
 「そうやって、照れるところもそそりますよね」
 「ゴホンッ!分かっていると思うが、今日は俺達の神聖な結婚式で・・・」
 百花が照れるのが可愛いのか、面白がってちょっかいをかける信司に、奥から来た瑠宇斗が呆れて、声を掛けるが無視してじゃれ合っていた。
 「瑞穂、次、挨拶に行くぞ」
 瑞穂の手を取って、惚気合う2人を放っておき、和子さんのところに行った。
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