あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「さぁ、明日の準備をするか。羽瑠、明日お出掛けするぞ」
「わーい!おでかけ、おでかけっ!」
「るかも、わーい、わーい!」
小さい体いっぱいで嬉しさを弾けさせながら、2人は部屋を走り回っていた。
瑞穂が自分の手のひらをじっと見ていると、
「もし上手くいかなくても大丈夫だ。瑞穂のせいじゃない。その時は、俺が色々な方法を考えて、強志さんの夢を実現させるから」
不安がる瑞穂を抱きしめた。
「はい・・・自分の意思でコントロールが出来ればいいですが・・・いまだに出来なくて・・・」
「いつか出来るようになるさ・・・それに、出来る事なら使わない方がいい。さぁ、今日は俺が夕食を作るよ」
「はるもー!」
「るかもするー!」
「じゃあ・・・お願いしようかな?」
「はーーい!!」
キッチンに向かう3人を見て、瑞穂はゆっくりと深呼吸をして頬を軽く叩き、気合いを入れた。
🐺🐺🐺
翌日、家族が空港に到着すると、強志が待っていて、豪火山の麓までの道中、子供達の賑やかなアニソンで楽しい時間が流れていたが・・・
麓に着いて、降り立った途端、大人達の笑顔は消えていった。特に、強志の切なく、悲しみに溢れた表情に、瑠宇斗も言葉が出なかった。
「ずっと・・・どうにかしたかった。俺の力を使っても、何度も土を耕したり、人工的に埋め立てて花を育てたが、ダメだった。きっと、積年の皆の絶望の気を吸って荒れ果ててしまっている」
「絶望の気・・・ですか?」
荒れた土地を悲しそうに見つめる強志に、瑞穂の心が痛む。
「そうです。あの頃は食べる物も無く、田畑だけが住民達の望みだった。だから絶望も大きかったのです。神である強志さんと神使の私も出来る限りの力を尽くしましたが・・・絶望の勢いは凄まじかったのです」
灯樹の言葉に瑞穂は、どれだけの思いがこの土地をここまでさせたのか、きっと計り知れないものだと、草1本もない更地を見るだけで十分に理解出来た。
「わーい!おでかけ、おでかけっ!」
「るかも、わーい、わーい!」
小さい体いっぱいで嬉しさを弾けさせながら、2人は部屋を走り回っていた。
瑞穂が自分の手のひらをじっと見ていると、
「もし上手くいかなくても大丈夫だ。瑞穂のせいじゃない。その時は、俺が色々な方法を考えて、強志さんの夢を実現させるから」
不安がる瑞穂を抱きしめた。
「はい・・・自分の意思でコントロールが出来ればいいですが・・・いまだに出来なくて・・・」
「いつか出来るようになるさ・・・それに、出来る事なら使わない方がいい。さぁ、今日は俺が夕食を作るよ」
「はるもー!」
「るかもするー!」
「じゃあ・・・お願いしようかな?」
「はーーい!!」
キッチンに向かう3人を見て、瑞穂はゆっくりと深呼吸をして頬を軽く叩き、気合いを入れた。
🐺🐺🐺
翌日、家族が空港に到着すると、強志が待っていて、豪火山の麓までの道中、子供達の賑やかなアニソンで楽しい時間が流れていたが・・・
麓に着いて、降り立った途端、大人達の笑顔は消えていった。特に、強志の切なく、悲しみに溢れた表情に、瑠宇斗も言葉が出なかった。
「ずっと・・・どうにかしたかった。俺の力を使っても、何度も土を耕したり、人工的に埋め立てて花を育てたが、ダメだった。きっと、積年の皆の絶望の気を吸って荒れ果ててしまっている」
「絶望の気・・・ですか?」
荒れた土地を悲しそうに見つめる強志に、瑞穂の心が痛む。
「そうです。あの頃は食べる物も無く、田畑だけが住民達の望みだった。だから絶望も大きかったのです。神である強志さんと神使の私も出来る限りの力を尽くしましたが・・・絶望の勢いは凄まじかったのです」
灯樹の言葉に瑞穂は、どれだけの思いがこの土地をここまでさせたのか、きっと計り知れないものだと、草1本もない更地を見るだけで十分に理解出来た。