あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
私の方がずっと昔から瑠宇斗を知っていたのに・・・
私の方がずっと昔から瑠宇斗を好きだったのに・・・
瑠宇斗が恋愛感情なんて抱かないのは分かっている。それは誰であっても・・・今までは・・・
瑠宇斗と会った時、今までと雰囲気が違うのが分かった。人間に化けているからと思ったけど、違う。瑠宇斗は百花の知らない話し方で、目線を、笑顔を瑞穂に向けていた。
瑞穂が瑠宇斗に思いを寄せてるのは直ぐに分かった。そして、瑠宇斗の気持ちも・・・
「私に振り向かなかった罰よ。そして、あなたも少しは苦しみなさい、瑞穂」
百花は横道に入り、人がいないのを確認すると、狐の姿に戻り姿を消した。
🐺🐺🐺
250年前、百花はイタズラ好きの子狐として生きていた。
まだまだ親が必要な百花は、親狐が事故で亡くなり彷徨っている時、高齢の男性に声をかけられた。
「お前は・・・イタズラしていた狐だな?」
百花は助けてくれる親もなく、怯えていると、
「そんなに怯えるな。いつもの親は・・・そうか・・・お前も1人か・・・ワシも大切な人を亡くしたんだ・・・同じじゃな」
人間はいつも百花を見ると、「しっ!あっち行け!」と追い払うようにしていた。だから、困らせてやろうと、イタズラして仕返ししていた。でも、この人間は自分の前でしゃがみ込み、笑みを浮かべ、優しく語り掛けた。
母が自分に向けた愛のように、安心する・・・
優しくも悲しげな男性、権蔵(ごんぞう)は、時々妻が好きだった花を積みに来ていた。
「おーい!イタズラ狐いるかぁー!?」
その声が聞こえると、百花はどこにいても急いで権蔵の元に駆け寄った。
「子狐よ、いいか。神様が見ているんだぞ。ワシがいなくなっても、イタズラするんじゃないぞ」
男性の手は優しく百花の頭を撫でた。花を摘みに散歩道を登って来る権蔵に、会うのが楽しみだった百花は、権蔵がいつ来ても会えるように、毎日権蔵が登って来る道端で待っていた。
私の方がずっと昔から瑠宇斗を好きだったのに・・・
瑠宇斗が恋愛感情なんて抱かないのは分かっている。それは誰であっても・・・今までは・・・
瑠宇斗と会った時、今までと雰囲気が違うのが分かった。人間に化けているからと思ったけど、違う。瑠宇斗は百花の知らない話し方で、目線を、笑顔を瑞穂に向けていた。
瑞穂が瑠宇斗に思いを寄せてるのは直ぐに分かった。そして、瑠宇斗の気持ちも・・・
「私に振り向かなかった罰よ。そして、あなたも少しは苦しみなさい、瑞穂」
百花は横道に入り、人がいないのを確認すると、狐の姿に戻り姿を消した。
🐺🐺🐺
250年前、百花はイタズラ好きの子狐として生きていた。
まだまだ親が必要な百花は、親狐が事故で亡くなり彷徨っている時、高齢の男性に声をかけられた。
「お前は・・・イタズラしていた狐だな?」
百花は助けてくれる親もなく、怯えていると、
「そんなに怯えるな。いつもの親は・・・そうか・・・お前も1人か・・・ワシも大切な人を亡くしたんだ・・・同じじゃな」
人間はいつも百花を見ると、「しっ!あっち行け!」と追い払うようにしていた。だから、困らせてやろうと、イタズラして仕返ししていた。でも、この人間は自分の前でしゃがみ込み、笑みを浮かべ、優しく語り掛けた。
母が自分に向けた愛のように、安心する・・・
優しくも悲しげな男性、権蔵(ごんぞう)は、時々妻が好きだった花を積みに来ていた。
「おーい!イタズラ狐いるかぁー!?」
その声が聞こえると、百花はどこにいても急いで権蔵の元に駆け寄った。
「子狐よ、いいか。神様が見ているんだぞ。ワシがいなくなっても、イタズラするんじゃないぞ」
男性の手は優しく百花の頭を撫でた。花を摘みに散歩道を登って来る権蔵に、会うのが楽しみだった百花は、権蔵がいつ来ても会えるように、毎日権蔵が登って来る道端で待っていた。