あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「君は、諦めたくないんだろ?」
「はい・・・」
「それなら・・・1歩前に進むことから始めたらどうだろう?」
「そうですね・・・まずは1歩踏み出してみます!」
「良かった。元気になったね」
「・・・あの、瑠宇斗さんは彼女さんとかいますか?もしかして、天宮さん・・・ですか?」
「彼女?いないよ。瑞穂は・・・仲間だ」
「そ、そうですか・・・すみません、変なことを聞いて」
「じゃあ、また来ます。新河さんに宜しく」
「はい!瑠宇斗さん、ありがとうございます!」
藤野は瑠宇斗の背中を見送り、こんなに胸の鼓動が早く打つのを初めて感じた。
「前に進めたら・・・この思いを瑠宇斗さんに打ち明けたい・・・その前に、確認してみないと・・・」
翌日、藤野はときよ屋へ向かい、瑠宇斗がいないことを確認して店に入った。
「こんにちは、天宮さん」
「いら・・・いらっしゃいませ、藤野さん」
「あのー、瑠宇斗さんいますか?」
「いえ、今、山に出掛けたから、しばらくは戻らないと思いますけど・・・」
「良かった・・・今日は天宮さん・・・あっ、瑞穂さんですね。瑠宇斗さんが言ってたので・・・実は聞きたいことがあって・・・」
瑠宇斗が言ってたということは、会っていたということだと察し、瑞穂は胸がギュッと締め付けられた。
「私・・・ですか?」
「瑞穂さんは、瑠宇斗さんのことどう思っていますか?」
「どうって・・・ス、スタッフの一員として・・・」
「そうでしたか・・・良かった・・・急に変なこと聞いてすみません。私、瑠宇斗さんと初めて会った時から、胸が苦しいくらいドキドキして、それは会う度に強くなって・・・これが本気で人を好きになるってことなんだなぁって」
「それって・・・」
「好きです。会いたくて、声が聞きたくて・・・そんな衝動に駆られる事が初めてで・・・瑠宇斗さん、彼女はいないって言ってたけど、ひょっとして瑞穂さんのこと好きなのかなと思ったんです。でも、仲間だって言ってたし、瑞穂さんもスタッフの一員と思ってるなら・・・あっ、すみません。こんなこと話しちゃって・・・」
「い、いえ・・・」
「今日はこれで失礼します」
嬉しそうに満面な笑みで頭を下げて店を出る藤野を見送ると、胸がザワついた。
「仲間・・・瑠宇斗さんにとって私は仲間・・・それは・・・百花さんと同じなんだ・・・」
瑠宇斗の気持ちを知り、胸が締め付けられる。
少しでも瑠宇斗は自分のことを特別な存在だと思ってくれていると想像していたけど、勘違いだった・・・
「気持ちを・・・隠さないと・・・」
「はい・・・」
「それなら・・・1歩前に進むことから始めたらどうだろう?」
「そうですね・・・まずは1歩踏み出してみます!」
「良かった。元気になったね」
「・・・あの、瑠宇斗さんは彼女さんとかいますか?もしかして、天宮さん・・・ですか?」
「彼女?いないよ。瑞穂は・・・仲間だ」
「そ、そうですか・・・すみません、変なことを聞いて」
「じゃあ、また来ます。新河さんに宜しく」
「はい!瑠宇斗さん、ありがとうございます!」
藤野は瑠宇斗の背中を見送り、こんなに胸の鼓動が早く打つのを初めて感じた。
「前に進めたら・・・この思いを瑠宇斗さんに打ち明けたい・・・その前に、確認してみないと・・・」
翌日、藤野はときよ屋へ向かい、瑠宇斗がいないことを確認して店に入った。
「こんにちは、天宮さん」
「いら・・・いらっしゃいませ、藤野さん」
「あのー、瑠宇斗さんいますか?」
「いえ、今、山に出掛けたから、しばらくは戻らないと思いますけど・・・」
「良かった・・・今日は天宮さん・・・あっ、瑞穂さんですね。瑠宇斗さんが言ってたので・・・実は聞きたいことがあって・・・」
瑠宇斗が言ってたということは、会っていたということだと察し、瑞穂は胸がギュッと締め付けられた。
「私・・・ですか?」
「瑞穂さんは、瑠宇斗さんのことどう思っていますか?」
「どうって・・・ス、スタッフの一員として・・・」
「そうでしたか・・・良かった・・・急に変なこと聞いてすみません。私、瑠宇斗さんと初めて会った時から、胸が苦しいくらいドキドキして、それは会う度に強くなって・・・これが本気で人を好きになるってことなんだなぁって」
「それって・・・」
「好きです。会いたくて、声が聞きたくて・・・そんな衝動に駆られる事が初めてで・・・瑠宇斗さん、彼女はいないって言ってたけど、ひょっとして瑞穂さんのこと好きなのかなと思ったんです。でも、仲間だって言ってたし、瑞穂さんもスタッフの一員と思ってるなら・・・あっ、すみません。こんなこと話しちゃって・・・」
「い、いえ・・・」
「今日はこれで失礼します」
嬉しそうに満面な笑みで頭を下げて店を出る藤野を見送ると、胸がザワついた。
「仲間・・・瑠宇斗さんにとって私は仲間・・・それは・・・百花さんと同じなんだ・・・」
瑠宇斗の気持ちを知り、胸が締め付けられる。
少しでも瑠宇斗は自分のことを特別な存在だと思ってくれていると想像していたけど、勘違いだった・・・
「気持ちを・・・隠さないと・・・」