あやかし銀狼に恋をして〜じれ恋はやがて溺愛に包まれる
「ごめんなさい・・・忘れちゃって・・・」
「いいよ。忘れていたお弁当は持ってきたから。というより、隠していたお弁当だけど・・・」
「えっ!!ど、どうして!?」
「料理が苦手なんだろ?登喜代さんから聞いたよ。それでも一生懸命作ってたって」
「と、登喜ばぁったら・・・実は動画を見ながら作ったのにお弁当箱に詰めたら、見本と全然違うんです・・・裕実さんは料理が得意って言ってたから恥ずかしくて・・・」
「俺はお弁当って初めてなんだ。凄く楽しみにしていたし、瑞穂が一生懸命作ってくれたお弁当を一緒に食べたい」
「もしかして・・・瑠宇斗さん、私が恥ずかしい思いをしないように、2人と別々で・・・」
「瑞穂が隠したかったなら、嫌がることはしたくない。でも、俺は食べたい。それなら別で食べればいいことだろ?さぁ、食べよう」
「あの・・・期待しないでくださいね」
卵焼きやウインナー、唐揚げと定番のおかずを動画の通りに作ったのに、動画との仕上がり具合が、何故か違う代物になっている。
「色とりどりで楽しい・・・」
人間だった頃、勿論、3食満足に食べることが出来ず、あやかしの今は、癒怒之神の加護により妖力が与えられている。人間の食べ物を食することに問題はないが、今までは口にしなかった。
「味見しましたが、何だか物足りなくて・・・」
「いただきます」
瑠宇斗が卵焼きを口に運ぶのを見て、瑞穂は固唾を呑んで見守った。
「うん、美味しい」
「本当ですか!」
「あぁ・・・幸せだよ・・・」
「良かった・・・」
「瑞穂は・・・食べないのか?」
「はい、お腹がいっぱいで・・・」
実は、緊張し過ぎて、胸がいっぱいで喉に通りそうにない。
「今からボートに乗るんだから食べないと。あーんしろ」
瑠宇斗は母が病気の時に食べさせてくれたように、瑞穂の口元に唐揚げを運んだ。
優しく微笑みながら見つめられると瑞穂は恥ずかしくて、
「あっ、何だか食欲が出て来ました!い、いただきます!」
自分で唐揚げを摘まみ、口に運んだ。
「ほんと、可愛いよな、瑞穂は・・・癒やされるよ」
何気ない言葉は瑞穂の心を何度も射抜く。
『瑠宇斗さん・・・ズルいですよ・・・もっと好きになるじゃないですか・・・』
その言葉は心に秘めて、幸せな時間を噛み締めた。
「いいよ。忘れていたお弁当は持ってきたから。というより、隠していたお弁当だけど・・・」
「えっ!!ど、どうして!?」
「料理が苦手なんだろ?登喜代さんから聞いたよ。それでも一生懸命作ってたって」
「と、登喜ばぁったら・・・実は動画を見ながら作ったのにお弁当箱に詰めたら、見本と全然違うんです・・・裕実さんは料理が得意って言ってたから恥ずかしくて・・・」
「俺はお弁当って初めてなんだ。凄く楽しみにしていたし、瑞穂が一生懸命作ってくれたお弁当を一緒に食べたい」
「もしかして・・・瑠宇斗さん、私が恥ずかしい思いをしないように、2人と別々で・・・」
「瑞穂が隠したかったなら、嫌がることはしたくない。でも、俺は食べたい。それなら別で食べればいいことだろ?さぁ、食べよう」
「あの・・・期待しないでくださいね」
卵焼きやウインナー、唐揚げと定番のおかずを動画の通りに作ったのに、動画との仕上がり具合が、何故か違う代物になっている。
「色とりどりで楽しい・・・」
人間だった頃、勿論、3食満足に食べることが出来ず、あやかしの今は、癒怒之神の加護により妖力が与えられている。人間の食べ物を食することに問題はないが、今までは口にしなかった。
「味見しましたが、何だか物足りなくて・・・」
「いただきます」
瑠宇斗が卵焼きを口に運ぶのを見て、瑞穂は固唾を呑んで見守った。
「うん、美味しい」
「本当ですか!」
「あぁ・・・幸せだよ・・・」
「良かった・・・」
「瑞穂は・・・食べないのか?」
「はい、お腹がいっぱいで・・・」
実は、緊張し過ぎて、胸がいっぱいで喉に通りそうにない。
「今からボートに乗るんだから食べないと。あーんしろ」
瑠宇斗は母が病気の時に食べさせてくれたように、瑞穂の口元に唐揚げを運んだ。
優しく微笑みながら見つめられると瑞穂は恥ずかしくて、
「あっ、何だか食欲が出て来ました!い、いただきます!」
自分で唐揚げを摘まみ、口に運んだ。
「ほんと、可愛いよな、瑞穂は・・・癒やされるよ」
何気ない言葉は瑞穂の心を何度も射抜く。
『瑠宇斗さん・・・ズルいですよ・・・もっと好きになるじゃないですか・・・』
その言葉は心に秘めて、幸せな時間を噛み締めた。