ポンコツ御曹司の初恋は…
翌日、薫は大喜び。
やっぱり薫も柏原さんのこと気になってたんじゃない。
「柏原さんって、かわいい系と大人っぽいの、どっちが良いと思う?」
そんなこと知らないって、それよりお店を探さないといけないのに。
「お店は任せて。雰囲気の良い店知ってるから」
さすが、だてに合コン三昧の薫だけある。
「よろしくお願いします」
男女2×2、これはみたいじゃなくって完全に合コンじゃん。

もう周りのことには気にしないことにした。
…、というかただのうわさ話、進展がないと興味がなくなってくるようで、誰も私のことに関心を持たなくなってしまったようだ。

それより新しい話があったからかもしれない。
美玖ちゃんのあとに新しい人が入ってくるらしい。

午後から課長に連れられて、一人の女の子がやってきた。
「瀬戸、白石のあとを彼女に手伝ってもらって…、来週から来てもらうことになったから、色々教えてあげて」
別に美玖ちゃんが仕事できたわけでもないし、私も一人の方が良いんだけど、会社の方針ならしょうがないか。
「はじめまして、櫻木華です。少しの間ですが会社のことを学んでおきたいので宜しくお願いします」
そう言って、握手を求めてきた。
なぜ握手?
それに少しの間とか、会社のことを学ぶ?
よく分からないけど美玖ちゃんとはまた違う人種の人がやってきたと思った。

薫に話を聞くまでは。
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