破断直後のEt cetera

「私ほど詩太さんを好きな人間はいませんよ。大好きです。」

 
 遠慮がちに腕を伸ばせば、すぐに力強く抱きしめてくれる。

 私も詩太さんにしがみつくように抱きしめ返した。


「すぐそうやって俺を煽るな、お前。」


 軽く溜息を漏らす詩太さんが、ゆらゆらと揺れながら私を抱きしめてくる。

 まさかのかわいい行動に、私は気持ちが昂るあまり、彼の胸に顔を埋めて声を絞り出す。


「あ、煽ってるんです。」


 再びキスをされて、次第に止めようのないほど深いものに変化する。

 まるで自分の舌が、自分の身体が、自分のものではないかのように彼の舌使いに翻弄されていく。

 いつしか、暖房が入る部屋の中、湿っぽい空気が蔓延していた。 

 腰が砕けそうなほどのキスで迫られ、ソファに肢体が吸い込まれていった。












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