【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
 アリスはこれまでに彼と交わした会話の内容を思い出して、引っかかった部分を尋ねた。

「……えっと、あ。そうだ。ゴトフリーは、ブレンダンさんは、特に嫌だってこと?」

 疑問に感じた部分を質問したアリスに、ゴトフリーはゆっくりと頷いた。

「……アリスはこんな事を言ってしまうのは情けないけど、俺は同期の中でブレンダンとリカルドには絶対に敵わないんだ……あいつらは、最初から特別だから。だから、今日……アリスとあいつが一緒に居るところを見て、理性を失くしてしまった……本当にごめん。俺の問題なんだけど、アリスを巻き込んでしまった」

 どうやら今日のアリスは、そうしようとしてそうした訳ではなかったが、ゴトフリーが一番触れて欲しくないと思った部分に触れてしまったらしい。

(私が悪いんだ……ゴトフリーは、嫉妬深いところがあるって何度か聞いたことがあったのに)

 もちろんこれまでに恋愛の経験値がまったくないアリスは、こうした時の最適解はわからないが、こんな風にお互いの勘違いで喧嘩したのなら、早々に仲直りした方が良いことくらいはわかっていた。

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