【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
「うん。それは絶対しないから大丈夫だよ。でも……その、二股って……えっと、でもこの前楽しそうに話していたところも見たから、何だかそういう別れ方をしたって言うのが信じられなくて」

 アリスはゴトフリーが付き合った最初の彼氏だから、別れた人との正しい距離感もわからない。ひどい別れ方をした人でも、そんな風に話せるようになるものなのかもわからなかった。

「そうだね、別れてから大分経っているし、俺ももう良い歳だから話しかけられたら話すよ……あいつは、俺が竜騎士だから、付き合ったんだよ。だから先輩の竜騎士に、声をかけられたらすぐに付いていった。条件の良い方を両天秤にかけていたんだ。んで、庶民出身の俺はお払い箱だったって訳。そういうことをしていたってバレた時点で先輩にも振られていたみたいだけど、俺にはもう関係ないし。もちろん何の未練もないし、逆になんとも思ってないから今では話せるのかもしれないな」

「……あのね、気持ちはもちろんないってわかっているけど……その……」

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