【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
ゴトフリーの相棒である緑の竜がその時、現れたのだ。あまりの怒りで我を忘れているのか、いつもの穏やかな可愛らしい様子など今は微塵も感じさせない。空気中に漂うゆらめくような怒りが可視化されたかのような、その竜の様子に男たちは慌てふためいて逃げ出そうとしているのか、ガタガタと物音がする。
燃えるような赤い髪を持つ男性が危なげなくアリスの目の前にすとんと降り立った。すこし驚いた顔をすると安心させるように微笑み、上を向いて言った。
「ゴトフリー、お姫様は無事だ、間に合った、大丈夫だ」
その声に、こんな星空の中でもほの明るく見える、蜂蜜色の髪の男の人が降り立つ。
「……アリス!」
誰よりも大好きな人の声がして、アリスはまた泣いてしまった。ゴトフリーは横たわっていたアリスを、胸に抱き抱えて優しく囁いた。
「もう大丈夫だよ。皆が一緒に来ている」
泣いているアリスを痛ましげに見て、猿轡を手早く外してくれた。
「……ゴトフリー、会いたかった」
感極まって声を出して泣き出したアリスの手足に巻かれた縄を解いて、横抱きにして抱き上げる。
燃えるような赤い髪を持つ男性が危なげなくアリスの目の前にすとんと降り立った。すこし驚いた顔をすると安心させるように微笑み、上を向いて言った。
「ゴトフリー、お姫様は無事だ、間に合った、大丈夫だ」
その声に、こんな星空の中でもほの明るく見える、蜂蜜色の髪の男の人が降り立つ。
「……アリス!」
誰よりも大好きな人の声がして、アリスはまた泣いてしまった。ゴトフリーは横たわっていたアリスを、胸に抱き抱えて優しく囁いた。
「もう大丈夫だよ。皆が一緒に来ている」
泣いているアリスを痛ましげに見て、猿轡を手早く外してくれた。
「……ゴトフリー、会いたかった」
感極まって声を出して泣き出したアリスの手足に巻かれた縄を解いて、横抱きにして抱き上げる。