【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
04 行かないで
ぱちっと目を開けたその瞬間、視界に飛び込んできた顔を見てアリスは驚きで言葉を失った。
「ん、起きた? もしかして起こしたかな、ごめんね。アリスの髪さらさらしているから気持ち良さそうで、我慢出来なくて触ってしまった」
カーテンも閉めずに寝たから、彼の蜂蜜色の髪は窓から入る朝日を浴びて輝いていた。
大きな手でアリスの頭をゆるゆるとした動きで撫でながら笑うその可愛い顔はずっと憧れていた竜騎士、ゴトフリー・マーシュのもので間違いない。
これは夢じゃない。アリスは昨夜あったことが奔流のように自分の頭に流れこんできたのを感じた。
(お酒飲んだら、全部の記憶を飛ばせるのってある意味良いことなのかもしれない)
酒に飲まれて自分の犯した痴態を忘れられるなんて、物凄い幸運なのではないのだろうか。今のこの状況が信じられなくて、動くに動けず固まったまま、そういえば酒と記憶との関係を書いた論文があったなと現実逃避をした。ゴトフリーはそんな様子にちょっと不思議な顔をしつつ壁の時計を確認する。
「結構良い時間になったね、お腹すいた? 俺が何か店で買ってこようか。鍵だけ貸してくれたらアリスはそのまま寝てて良いよ、かなり疲れさせたみたいだし」
「ん、起きた? もしかして起こしたかな、ごめんね。アリスの髪さらさらしているから気持ち良さそうで、我慢出来なくて触ってしまった」
カーテンも閉めずに寝たから、彼の蜂蜜色の髪は窓から入る朝日を浴びて輝いていた。
大きな手でアリスの頭をゆるゆるとした動きで撫でながら笑うその可愛い顔はずっと憧れていた竜騎士、ゴトフリー・マーシュのもので間違いない。
これは夢じゃない。アリスは昨夜あったことが奔流のように自分の頭に流れこんできたのを感じた。
(お酒飲んだら、全部の記憶を飛ばせるのってある意味良いことなのかもしれない)
酒に飲まれて自分の犯した痴態を忘れられるなんて、物凄い幸運なのではないのだろうか。今のこの状況が信じられなくて、動くに動けず固まったまま、そういえば酒と記憶との関係を書いた論文があったなと現実逃避をした。ゴトフリーはそんな様子にちょっと不思議な顔をしつつ壁の時計を確認する。
「結構良い時間になったね、お腹すいた? 俺が何か店で買ってこようか。鍵だけ貸してくれたらアリスはそのまま寝てて良いよ、かなり疲れさせたみたいだし」