【書籍化】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【コミカライズシーモア先行連載中】
「あ、ほんと? それは大役だなあ。君の上司との兼ね合いもあると思うし、僕は余った役割で良いからねー。竜騎士団長といつかは一緒に飲みたいなって思ってたから嬉しいわ」

「お気遣いありがとうございます」

「どこまで呼ぶの? 君たち職場結婚になるもんねー、あんまり招待客多すぎると会場探すの大変かな。もしあれだったら城の大広間借りたら良いんじゃないの。僕の権限で格安で貸してあげるよ。夜会と被らないように予約はかなり早めにしなきゃいけないけどね。式はどっかの教会で昼にして、お披露目パーティの夜だけ貸し切るんだったらそんなに金額行かないんじゃないかなー」

「それは助かります。また時期が近づいて来たら相談させてください」

 にこにことして返す彼は、礼儀正しくお辞儀した。

 城の大広間借りる程の招待客がいる竜騎士と文官の結婚式なんて聞いたことがない。そもそも竜騎士はしがない文官となんか結婚しない。どこかの美しい貴族令嬢とか匂い立つような美貌を持つ有名な歌姫とか舞姫とか、その辺だったらお決まりのコースだけど。

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