追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
(神のやり方は、気に食わん……。さっさと情報共有をしていれば、俺達がこんなふうにすれ違うことなどなかっただろうに……)
声に出さずとも、こちらがいだく感情を読み取ったのだろう。
彼は渋々、天界の事情をペラペラと語り始めた。
『私の担当は、アデラプス王国とエヴァイシュ帝国。守護する聖女がいないって状況は、神の査定に響くんだよ。んで、あの子が愛する人のために聖なる力が強まるタイプと来たら……。結婚するな、なんて言えねぇだろうが』
ここでも、新たな新事実が明らかになった。
彼女は想い人を守るために、聖なる力を高めるそうだ。
(母国で穴だらけの防壁しか生み出せなかった彼女が、アデラプス王国の国王を愛しているはずがない……!)
ダリウスは紫色の瞳に驚愕の感情を宿しながら、恐る恐る問いかけた。
「俺は彼女を、好きでいてもいいのか……?」
『当たり前だろうが。変な勘違いして、あの子への想いを捨て去るとか、もう二度と考えるんじゃねぇぞ』
神がぶっきらぼうにそういい放った直後、パリンと音を立てて首輪が砕け散る。
器の中から神が出て行ったため、スノーエルの意識が戻ってきたようだ。
声に出さずとも、こちらがいだく感情を読み取ったのだろう。
彼は渋々、天界の事情をペラペラと語り始めた。
『私の担当は、アデラプス王国とエヴァイシュ帝国。守護する聖女がいないって状況は、神の査定に響くんだよ。んで、あの子が愛する人のために聖なる力が強まるタイプと来たら……。結婚するな、なんて言えねぇだろうが』
ここでも、新たな新事実が明らかになった。
彼女は想い人を守るために、聖なる力を高めるそうだ。
(母国で穴だらけの防壁しか生み出せなかった彼女が、アデラプス王国の国王を愛しているはずがない……!)
ダリウスは紫色の瞳に驚愕の感情を宿しながら、恐る恐る問いかけた。
「俺は彼女を、好きでいてもいいのか……?」
『当たり前だろうが。変な勘違いして、あの子への想いを捨て去るとか、もう二度と考えるんじゃねぇぞ』
神がぶっきらぼうにそういい放った直後、パリンと音を立てて首輪が砕け散る。
器の中から神が出て行ったため、スノーエルの意識が戻ってきたようだ。