追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
「あなたの怒りを買い、完璧な障壁を穴だらけにするわけにはいきませんから……」
触り心地のいい神獣の毛並みを優しく整えるように撫でつけてやれば、神の呆れた声が響いた。
『まだ、そんなことを言ってんのか……。あのな。私はあんたらの仲を引き裂……』
「聖女様!」
彼は何かを言いかけたが、ピタリと言葉を止める。
見覚えのない王立騎士団員の男性達が複数人、こちらに向かって声をかけて来たからだ。
(神様の声は、私にしか聞こえないもの。不審に思われる前に、配慮してくださったのね……)
神が言いかけた言葉は気になるが、短時間で何度も神降ろしを繰り返せば、器にも負担がかかる。
スノーエルを家族の一員として認めているからこそ、無理強いなどできなかった。
(気まぐれに神様が姿を見せた時、聞けばいいわよね……)
ラシリネはそう納得してから気持ちを切り替えると、不思議そうに己をじっと見つめる神獣とともに、見知らぬ騎士団の面々と対話を試みる。
触り心地のいい神獣の毛並みを優しく整えるように撫でつけてやれば、神の呆れた声が響いた。
『まだ、そんなことを言ってんのか……。あのな。私はあんたらの仲を引き裂……』
「聖女様!」
彼は何かを言いかけたが、ピタリと言葉を止める。
見覚えのない王立騎士団員の男性達が複数人、こちらに向かって声をかけて来たからだ。
(神様の声は、私にしか聞こえないもの。不審に思われる前に、配慮してくださったのね……)
神が言いかけた言葉は気になるが、短時間で何度も神降ろしを繰り返せば、器にも負担がかかる。
スノーエルを家族の一員として認めているからこそ、無理強いなどできなかった。
(気まぐれに神様が姿を見せた時、聞けばいいわよね……)
ラシリネはそう納得してから気持ちを切り替えると、不思議そうに己をじっと見つめる神獣とともに、見知らぬ騎士団の面々と対話を試みる。