追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
「初々しいわ~」
「も、申し訳ございません……。みっともない姿を、見せてしまいました……」
「謝らないで? わたくしはかわいらしいラシリネちゃんの姿が見られて、とっても嬉しいのよ」
今でこそ彼女は毎日明るく元気に、自分達を見守ってくれるが……。
ラシリネがアデラプス王国で聖女として暮らしていた間、元皇后は床に臥せっている時間が長かったと聞く。
ラシリネがこの帝国で暮らすようになってからは病状が思わしくなく、明日をも知れぬ命だと騒動になるくらいに体調を崩した記憶は一切なかった。
「生きている間に花嫁姿が見られそうで、ホッとしたわ。この調子で、孫の顔を見られるようになるまで長生きしなくちゃ!」
「無理は、なさらないでくださいね……?」
「もちろんよ! 体調が少しでも思わしくないなぁと思ったら、しっかりと休息を取るわ。夫や息子に、余計な気苦労を与えたくはないもの。もちろん、あなたにもね?」
「奥様……」
こちらがなんとも言葉では言い表しにくい複雑な表情を浮かべていると、彼女が目元を釣り上げた。
どうやら、今の自分の発言に気分を害するような内容があったらしい。
「も、申し訳ございません……。みっともない姿を、見せてしまいました……」
「謝らないで? わたくしはかわいらしいラシリネちゃんの姿が見られて、とっても嬉しいのよ」
今でこそ彼女は毎日明るく元気に、自分達を見守ってくれるが……。
ラシリネがアデラプス王国で聖女として暮らしていた間、元皇后は床に臥せっている時間が長かったと聞く。
ラシリネがこの帝国で暮らすようになってからは病状が思わしくなく、明日をも知れぬ命だと騒動になるくらいに体調を崩した記憶は一切なかった。
「生きている間に花嫁姿が見られそうで、ホッとしたわ。この調子で、孫の顔を見られるようになるまで長生きしなくちゃ!」
「無理は、なさらないでくださいね……?」
「もちろんよ! 体調が少しでも思わしくないなぁと思ったら、しっかりと休息を取るわ。夫や息子に、余計な気苦労を与えたくはないもの。もちろん、あなたにもね?」
「奥様……」
こちらがなんとも言葉では言い表しにくい複雑な表情を浮かべていると、彼女が目元を釣り上げた。
どうやら、今の自分の発言に気分を害するような内容があったらしい。