追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
(ど、どうすればいいのかしら……?)
ラシリネが目を白黒とさせながら困惑していると、元皇后の口から何が原因だったのか、即座に答え合わせが行われた。
「ラシリネちゃんは、ダリウスの奥さんになるのでしょう?」
「そ、その予定です……」
「だったら、わたくしをそんなふうに他人行儀な呼び方で呼ぶのは、よして頂戴」
「では、どのようにお呼びすればいいのでしょうか……?」
「やっぱりそこは、お義母さんに決まっているわ!」
彼女は「きゃーっ。言っちゃった!」とまるで乙女のようにテンション高く恥ずかしそうに頬を赤らめた。
(彼のご両親と再会した時から、そういうふうに呼んでほしいと言われていたけれど……)
自分には「そんな資格がないから」と固辞するのであれば、未来のためにも当時からきちんと彼女の言う通りに呼び方を変更しておけばよかった。
(ここで断ったら、奥様が悲しまれるわ……)
ラシリネが一番避けるべき状況は、彼女の病状がこの一件で悪化の一途を辿り、命が危ぶまれる状態だ。
(実の母のように接してほしい。その善意を、いい加減受け入れなければ……)
断り続けて関係性が悪化するよりは、ずっといいだろう。
ラシリネはおっかなびっくりな様子で、か細い声で彼女を呼んだ。
ラシリネが目を白黒とさせながら困惑していると、元皇后の口から何が原因だったのか、即座に答え合わせが行われた。
「ラシリネちゃんは、ダリウスの奥さんになるのでしょう?」
「そ、その予定です……」
「だったら、わたくしをそんなふうに他人行儀な呼び方で呼ぶのは、よして頂戴」
「では、どのようにお呼びすればいいのでしょうか……?」
「やっぱりそこは、お義母さんに決まっているわ!」
彼女は「きゃーっ。言っちゃった!」とまるで乙女のようにテンション高く恥ずかしそうに頬を赤らめた。
(彼のご両親と再会した時から、そういうふうに呼んでほしいと言われていたけれど……)
自分には「そんな資格がないから」と固辞するのであれば、未来のためにも当時からきちんと彼女の言う通りに呼び方を変更しておけばよかった。
(ここで断ったら、奥様が悲しまれるわ……)
ラシリネが一番避けるべき状況は、彼女の病状がこの一件で悪化の一途を辿り、命が危ぶまれる状態だ。
(実の母のように接してほしい。その善意を、いい加減受け入れなければ……)
断り続けて関係性が悪化するよりは、ずっといいだろう。
ラシリネはおっかなびっくりな様子で、か細い声で彼女を呼んだ。