追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
そんなこちらの姿が気に食わなかったようで、妹は「自分は悪くない」と言わんばかりに再び声を荒らげた。
「だって! そうしなきゃ、あんたは幸せになれなかったのよ!? 神を欺いた? だから何!? あたしは功労者なの!」
「確かにアオリは、私にとっては恋のキューピットであったかもしれません……」
「それを認めたのなら、さっさと――」
「しかし、あなたが自分こそが聖女だと偽って神を欺いたせいで、アデラプス王国の民は苦しみました」
誰かが現実を突きつけてやらなければならないのであれば、事情を知る身内の自分が代表し、面と向かって打ち明けるのが一番だ。
こうしてラシリネは、いつまで経っても、己の非を認める気が一切ない妹に向けて語り出す。
アオリにとっては、残酷すぎる真実を――。
「は? あたしは穴ボコだらけで不完全な姉様の障壁よりも、立派な防御壁を国中に張り巡らせたのよ!? そんなわけ無いないでしょ!?」
「あなたが生み出した防護壁には、人々を凶暴化させる闇のオーラが仕組まれていたのです」
「な、何よそれ……。あたしが、自分でも気づかぬうちに悪いことをしてたとでも言いたいの……?」
「残念ながら……」
今まで善だと信じていた行いが、悪行だと指摘されたのだ。
素直に受け入れられるはずもなく、桃色の神を揺らしながらアオリは絶叫した。
「だって! そうしなきゃ、あんたは幸せになれなかったのよ!? 神を欺いた? だから何!? あたしは功労者なの!」
「確かにアオリは、私にとっては恋のキューピットであったかもしれません……」
「それを認めたのなら、さっさと――」
「しかし、あなたが自分こそが聖女だと偽って神を欺いたせいで、アデラプス王国の民は苦しみました」
誰かが現実を突きつけてやらなければならないのであれば、事情を知る身内の自分が代表し、面と向かって打ち明けるのが一番だ。
こうしてラシリネは、いつまで経っても、己の非を認める気が一切ない妹に向けて語り出す。
アオリにとっては、残酷すぎる真実を――。
「は? あたしは穴ボコだらけで不完全な姉様の障壁よりも、立派な防御壁を国中に張り巡らせたのよ!? そんなわけ無いないでしょ!?」
「あなたが生み出した防護壁には、人々を凶暴化させる闇のオーラが仕組まれていたのです」
「な、何よそれ……。あたしが、自分でも気づかぬうちに悪いことをしてたとでも言いたいの……?」
「残念ながら……」
今まで善だと信じていた行いが、悪行だと指摘されたのだ。
素直に受け入れられるはずもなく、桃色の神を揺らしながらアオリは絶叫した。