追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
(迷っている暇なんて、ないわ。最優先するべきは、妹の事情徴収ではなく――国王による降伏宣言!)
ラシリネは金色の瞳に確かな決意を宿らせると、再び胸元で祈りを捧げる。
「あなたの内に宿る闇のオーラは、すべて浄化したつもりでしたが……。今もまだ、あなたを惑わせているのかもしれないですね」
「そいつの言葉に、惑わされないで! あたしは、正常よ! 信じて!」
「今、楽にして差し上げますから……」
「姉様……っ!」
赤紫色の瞳が、救いを求めるように潤む。
(姉として、妹の危機を救うのは当然よね……)
ラシリネは再び彼女に向かって祈りを捧げると、負の感情を増強させていた闇のオーラを浄化した。
「ひ、ひぃ……っ!」
妹がその場へドサリと倒れ伏す姿を目にした国王は、悲鳴を上げてその場に尻もちをついた。
まさか穴だらけの不完全な障壁しか生み出せなかったハズレ聖女が、闇のオーラを退けられるほどに成長するなど夢にも思わなかったのだろう。
今度は自分の番だと、怯えている。
「ハ、ハズレ聖女なんて言って、悪かった! 追放は、撤回する! 貴様こそ、真の聖女だ! 戻ってこい!」
国王はラシリネにさえいい思いをさせれば、痛めつけられるのを防げると悟ったのだろう。
ラシリネは金色の瞳に確かな決意を宿らせると、再び胸元で祈りを捧げる。
「あなたの内に宿る闇のオーラは、すべて浄化したつもりでしたが……。今もまだ、あなたを惑わせているのかもしれないですね」
「そいつの言葉に、惑わされないで! あたしは、正常よ! 信じて!」
「今、楽にして差し上げますから……」
「姉様……っ!」
赤紫色の瞳が、救いを求めるように潤む。
(姉として、妹の危機を救うのは当然よね……)
ラシリネは再び彼女に向かって祈りを捧げると、負の感情を増強させていた闇のオーラを浄化した。
「ひ、ひぃ……っ!」
妹がその場へドサリと倒れ伏す姿を目にした国王は、悲鳴を上げてその場に尻もちをついた。
まさか穴だらけの不完全な障壁しか生み出せなかったハズレ聖女が、闇のオーラを退けられるほどに成長するなど夢にも思わなかったのだろう。
今度は自分の番だと、怯えている。
「ハ、ハズレ聖女なんて言って、悪かった! 追放は、撤回する! 貴様こそ、真の聖女だ! 戻ってこい!」
国王はラシリネにさえいい思いをさせれば、痛めつけられるのを防げると悟ったのだろう。