追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
(いけない。陛下の命令を、守らなければ……)
ラシリネは条件反射的に椅子から立ち上がりたい気持ちをぐっと堪え、男性陣のやり取りを見守った。
「陛下!」
「どこだ」
「南の森から、魔獣の群れが押し寄せてきました!」
「すぐに向かう」
ダリウスは手早くマントを手繰り寄せ、脇に避けていた剣を帯同する。
あっという間に身支度を整えた彼は、こちらに向かって話しかけてきた。
「ラシリネ。君には、2つの選択肢がある。父上達と一緒に、城へ残るか。俺とともに、来るか……」
陛下がすべてを言い終わる前に、答えは出ていた。
(このまま一緒に着いて行ったって、足手まといになるだけだとよくわかっている。それでも……。力になれることが、あるかもしれないから!)
ラシリネは勢いよく椅子から立ち上がり、差し出された手を自らの意思で掴んだ。
「私も、ご一緒させてください!」
「わかった」
こうして2人は、王立騎士団達とともに魔獣が闊歩する南の森へ向かった。
ラシリネは条件反射的に椅子から立ち上がりたい気持ちをぐっと堪え、男性陣のやり取りを見守った。
「陛下!」
「どこだ」
「南の森から、魔獣の群れが押し寄せてきました!」
「すぐに向かう」
ダリウスは手早くマントを手繰り寄せ、脇に避けていた剣を帯同する。
あっという間に身支度を整えた彼は、こちらに向かって話しかけてきた。
「ラシリネ。君には、2つの選択肢がある。父上達と一緒に、城へ残るか。俺とともに、来るか……」
陛下がすべてを言い終わる前に、答えは出ていた。
(このまま一緒に着いて行ったって、足手まといになるだけだとよくわかっている。それでも……。力になれることが、あるかもしれないから!)
ラシリネは勢いよく椅子から立ち上がり、差し出された手を自らの意思で掴んだ。
「私も、ご一緒させてください!」
「わかった」
こうして2人は、王立騎士団達とともに魔獣が闊歩する南の森へ向かった。