追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
「そうだわ! せっかくだから、あそこを見せてあげたらどうかしら?」
「今日は、止めておけ。はしゃぎすぎると、明日に響くぞ」
「大丈夫よ! ここからすぐだもの!」
「お前の自己判断は、当てにならん」
「同感だ。あの花なら、ここからでもよく見えるだろう」
夫と息子に諭された皇太后は、しょんぼりと悲しそうに眉を伏せる。
そんな彼女の姿を「大丈夫かしら」と気にしていれば、陛下から肩を叩かれてある場所を指し示された。
「まぁ……」
そこには、白、薄紫と赤紫、ショッキングピンクのように見える四枚の花弁と金色に輝く無数の雄しべが印象的な花が、所狭しと植えられ、美しく芽吹いていた。
ラシリネは感嘆の声を上げ、キラキラと瞳を輝かせる。
「とっても素敵でしょう?」
「はい……!」
「ダリウスが、いつでもあなたを感じられるように種類を増やしたのよ!」
「陛下が……?」
「母上」
皇帝はもしかすると、ラシリネに知られたくなかったのかもしれない。
皇太后に向かって苦言を呈するように嫌そうな顔をしたが、彼女は微笑みを深めるだけだ。
「今日は、止めておけ。はしゃぎすぎると、明日に響くぞ」
「大丈夫よ! ここからすぐだもの!」
「お前の自己判断は、当てにならん」
「同感だ。あの花なら、ここからでもよく見えるだろう」
夫と息子に諭された皇太后は、しょんぼりと悲しそうに眉を伏せる。
そんな彼女の姿を「大丈夫かしら」と気にしていれば、陛下から肩を叩かれてある場所を指し示された。
「まぁ……」
そこには、白、薄紫と赤紫、ショッキングピンクのように見える四枚の花弁と金色に輝く無数の雄しべが印象的な花が、所狭しと植えられ、美しく芽吹いていた。
ラシリネは感嘆の声を上げ、キラキラと瞳を輝かせる。
「とっても素敵でしょう?」
「はい……!」
「ダリウスが、いつでもあなたを感じられるように種類を増やしたのよ!」
「陛下が……?」
「母上」
皇帝はもしかすると、ラシリネに知られたくなかったのかもしれない。
皇太后に向かって苦言を呈するように嫌そうな顔をしたが、彼女は微笑みを深めるだけだ。