追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
「ラシリネちゃんがこの国を守護する聖女になったら、結婚できなくなる。ダリウスはそれが嫌で、拗ねているのよ」
「あ、ありえません……! 陛下が私を救ってくださったのは、ただのご厚意で……!」
「息子はずっと、あなたをアデラプス王国から救い出す機会を窺っていたの。あちらが自ら手放してくれた時は、自らラシリネちゃんを迎え行くほどに喜んでいたわ」
「あの場所に陛下がいらっしゃったのは、偶然ではないのですか……?」
こちらが理解できずに疑問符で頭がいっぱいになっている間、皇太后は「ここで完全に誤解を解いてみせるわ」と言わんばかりに闘志を燃やす。
「あの子は自分で伝えるから黙っていろとよくこちらを脅すけれど、ダリウスに任せていたら一生想いを通じ合わせられないわ。やっぱり、わたくし達がしっかりと解説をしてあげなくちゃ……!」
彼女の話を聞く限り、どうやらダリウスの想い人がまだ見ぬ女性ではなく自分だと言うのは、本当のようだ。
(陛下の想い人に悪いからと、身を引く必要なんてなかったのかしら……?)
ラシリネは彼の意見を聞き入れることなく一方的に「聖女になる」と宣言したのを後悔していた。
「あ、ありえません……! 陛下が私を救ってくださったのは、ただのご厚意で……!」
「息子はずっと、あなたをアデラプス王国から救い出す機会を窺っていたの。あちらが自ら手放してくれた時は、自らラシリネちゃんを迎え行くほどに喜んでいたわ」
「あの場所に陛下がいらっしゃったのは、偶然ではないのですか……?」
こちらが理解できずに疑問符で頭がいっぱいになっている間、皇太后は「ここで完全に誤解を解いてみせるわ」と言わんばかりに闘志を燃やす。
「あの子は自分で伝えるから黙っていろとよくこちらを脅すけれど、ダリウスに任せていたら一生想いを通じ合わせられないわ。やっぱり、わたくし達がしっかりと解説をしてあげなくちゃ……!」
彼女の話を聞く限り、どうやらダリウスの想い人がまだ見ぬ女性ではなく自分だと言うのは、本当のようだ。
(陛下の想い人に悪いからと、身を引く必要なんてなかったのかしら……?)
ラシリネは彼の意見を聞き入れることなく一方的に「聖女になる」と宣言したのを後悔していた。