可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「アリム、もしパパと一緒にいられる時間が増えたら、どう?」
「嬉しいよ! 僕、パパ大好きだもんっ」

 彼は迷いなく答えてきた。

(満面の笑み! かわいすぎ!)

 アイリスも、メイドたちと一緒になってメロメロになった。

 庭園を警備で歩いてる騎士たちも、ほっこりした様子でアリムを見ている。

(それじゃあ、大公様と一緒にいられる時間を、作らなくてはいけないわねっ)

 アリムが満足するまで付き合ったのち、アイリスはメイドたちにマッサージを受けながら計画を立てた。

 この身体は運動に慣れておらず、きつそうなのを見たメイドの提案で午後に備えて筋肉のこわばりをほぐしてもらうのが日課に加わっていた。

「椅子取りゲームは各自として、他に子供と一緒に遊べる内容を考えないと」

 今まではアリム一人を対象にして予定を組んでいたので、ヴァンレックが加わった場合のことを考える。

 もちろん、〝ヴァンレックを加えるための計画〟も同時に立てた。

 そこにはブロンズの協力がいる。
< 109 / 381 >

この作品をシェア

pagetop