可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「素敵ね。ここにいる人たちは、毎年神獣への感謝を思い出して一年またがんばろうと思うのね」
「まさにそうです」
メイドたちは嬉しそうににっこりと笑った。
アイリスもつられて温かく微笑み返す。そして、足を止めていたことを思い出して廊下を再び進みだした。おかげで彼女たちが、ぽうっと見惚れていたことに気付かなかった。
「計画は急きょ変更することになったけど、きっと旦那様を誘うこと、成功させてみせるわ」
「応援していますっ」
メイドたちが喜々としてついていく。
◇∞◇∞◇
その数時間後。
(――どうしてこんなことになっているのかしら)
結果として、アイリスは『自分で誘う』を果たせなかった。
そして予定なかったことが目の前で展開されている。
アイリスは防寒具を着込み、いびつな形の雪だるまを形成しているところだ。そんな彼女の向かいには、大きな雪ダルマを作っているヴァンレックとアリムがいた。
アリムはヴァンレックに手伝ってはもらっているが、自分なりに立派な雪だるまを作ろうと必死だ。
「まさにそうです」
メイドたちは嬉しそうににっこりと笑った。
アイリスもつられて温かく微笑み返す。そして、足を止めていたことを思い出して廊下を再び進みだした。おかげで彼女たちが、ぽうっと見惚れていたことに気付かなかった。
「計画は急きょ変更することになったけど、きっと旦那様を誘うこと、成功させてみせるわ」
「応援していますっ」
メイドたちが喜々としてついていく。
◇∞◇∞◇
その数時間後。
(――どうしてこんなことになっているのかしら)
結果として、アイリスは『自分で誘う』を果たせなかった。
そして予定なかったことが目の前で展開されている。
アイリスは防寒具を着込み、いびつな形の雪だるまを形成しているところだ。そんな彼女の向かいには、大きな雪ダルマを作っているヴァンレックとアリムがいた。
アリムはヴァンレックに手伝ってはもらっているが、自分なりに立派な雪だるまを作ろうと必死だ。