可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
最後はもう一度、ダンスの際に動きやすいかチェックしたいとのことで、デザイナーに付き合った。アイリスがドレスの裾を片方に広げるだけで、メイドたちが拍手する。
(――なんて『よいしょ』で持ち上げてくるのっ)
最後のドレスは、デザイナーが似合うかもしれないと個人的にプラスで持ってきた既製品だった。
それも彼女と、そしてみんなの意見で購入が決まった。
そもそもアイリスは一度だって判断を口にしていない。似合うか心配したものも、着心地がよかったものは生地の高級さに目が行って――。
その時には、ブロンズがデザイナーに即決で購入を伝えていた。
(白くて、清楚で……私のイメージではないのに……)
個人的には大好きだ。でも、ダンスなんて踊れない。
授業日を想像すると、落ち着かない気持ちになる。
だがその日の夕刻、アイリスはとんでもない朗報をブロンズから聞かされる。
「探していたダンス講師ですが、レベッカ伯爵夫人が明日にこられます」
「もう見つかったのっ? もう日程まで組めたの!?」
(――なんて『よいしょ』で持ち上げてくるのっ)
最後のドレスは、デザイナーが似合うかもしれないと個人的にプラスで持ってきた既製品だった。
それも彼女と、そしてみんなの意見で購入が決まった。
そもそもアイリスは一度だって判断を口にしていない。似合うか心配したものも、着心地がよかったものは生地の高級さに目が行って――。
その時には、ブロンズがデザイナーに即決で購入を伝えていた。
(白くて、清楚で……私のイメージではないのに……)
個人的には大好きだ。でも、ダンスなんて踊れない。
授業日を想像すると、落ち着かない気持ちになる。
だがその日の夕刻、アイリスはとんでもない朗報をブロンズから聞かされる。
「探していたダンス講師ですが、レベッカ伯爵夫人が明日にこられます」
「もう見つかったのっ? もう日程まで組めたの!?」