可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
ふと気になって、指を差す。てっきり城と離宮かと思っていたのだが、アリムの言い方からして、それぞれ別の家にも感じた。
「パパだよ。こっちが僕で、こっちがパパの。アイリスの家とも繋げて、一つの大きな家にするの! 家族だもん!」
積み木を両腕で引き寄せながら、アリムが意欲的な顔でそう言った。
(家族っ!)
アイリスは感動した。思わず口元を手で押さえた彼女に、メイドが素早くハンカチを差し出す。
「ありがとう」
「いえ」
「子供の成長ってはやいのね~」
なんだか最近はずっと、母親の気分だ。
(でもよかった、本当の母親がいるのに、私が大公様と結婚してここでは母親だなんてアリムには複雑だろうけど……『家族のアイリス』として見てくれているのね。嬉しいわ)
ヴァンレックもうまく説明してくれているのだろう。
まだ見たことがないアリムの講師も、彼が選んでいるので、機転も効くし口も堅いに違いない。
(そういえば紹介されてもいないし、不思議なくらい全然会えないのよねぇ……会わせないようにしているのかしら? 講師に関してブロンズも珍しく何も共有してこないし……私がずっといる身ではないことを考えて、大公様も紹介していない?)
「パパだよ。こっちが僕で、こっちがパパの。アイリスの家とも繋げて、一つの大きな家にするの! 家族だもん!」
積み木を両腕で引き寄せながら、アリムが意欲的な顔でそう言った。
(家族っ!)
アイリスは感動した。思わず口元を手で押さえた彼女に、メイドが素早くハンカチを差し出す。
「ありがとう」
「いえ」
「子供の成長ってはやいのね~」
なんだか最近はずっと、母親の気分だ。
(でもよかった、本当の母親がいるのに、私が大公様と結婚してここでは母親だなんてアリムには複雑だろうけど……『家族のアイリス』として見てくれているのね。嬉しいわ)
ヴァンレックもうまく説明してくれているのだろう。
まだ見たことがないアリムの講師も、彼が選んでいるので、機転も効くし口も堅いに違いない。
(そういえば紹介されてもいないし、不思議なくらい全然会えないのよねぇ……会わせないようにしているのかしら? 講師に関してブロンズも珍しく何も共有してこないし……私がずっといる身ではないことを考えて、大公様も紹介していない?)