可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「アイリスは、みんなが仲良しなのが望みなんだね」
アリムが笑みを深める。
時々意味深に聞こえる時があるが、子供の言葉選びのためだろう。
「えっと、そうなの。仲良しなのがいいなぁと思って」
「何か思いつけないか建物内を探検してみる?」
「積み木が途中よ」
「アイリスに付き合うほうに興味が移っちゃったから、平気。ねっ、行こっ」
アリムが立ち上がり、アイリスの手を引っ張る。
(大好きと伝えてくる笑顔が最高!)
というわけで、アイリスはアリムと手を繋いで探索に出た。
たまにやる雪だるま作りは楽しいが、使用人も一緒に、という空気を作るのは難しいだろう。騎士たちでさえ警備に徹している。
(みんなで遊ぼう、なんて大公妃の私が言うのもおかしいわよね)
貴族だとか、この世界は知識を持っていても馴染むのには苦労する。
何をするのかも定まらないまま数日が過ぎた。
こうなったら〝お飾り妻〟ではあるが、何かしら発言してみようか。
そんな思いを抱いて眠った翌日、ヴァンレックも誘えない状況になるという急展開を迎えることとなる。
アリムが笑みを深める。
時々意味深に聞こえる時があるが、子供の言葉選びのためだろう。
「えっと、そうなの。仲良しなのがいいなぁと思って」
「何か思いつけないか建物内を探検してみる?」
「積み木が途中よ」
「アイリスに付き合うほうに興味が移っちゃったから、平気。ねっ、行こっ」
アリムが立ち上がり、アイリスの手を引っ張る。
(大好きと伝えてくる笑顔が最高!)
というわけで、アイリスはアリムと手を繋いで探索に出た。
たまにやる雪だるま作りは楽しいが、使用人も一緒に、という空気を作るのは難しいだろう。騎士たちでさえ警備に徹している。
(みんなで遊ぼう、なんて大公妃の私が言うのもおかしいわよね)
貴族だとか、この世界は知識を持っていても馴染むのには苦労する。
何をするのかも定まらないまま数日が過ぎた。
こうなったら〝お飾り妻〟ではあるが、何かしら発言してみようか。
そんな思いを抱いて眠った翌日、ヴァンレックも誘えない状況になるという急展開を迎えることとなる。