可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
思わず早口でお願いしてしまったアイリスは、ハタと我に返る。
「ごめんなさい。メイドを呼びましょうか」
慌てて立ち上がり、ベルのほうへ向かう。
「ま、待ったっ。アリム何してるっ、早く翼のほうも人化させろっ」
「え! 残ってる!? あぁあぁ、アイリスお願い待ってー!」
ヴァンレックとアリムの珍しい焦った声が上がった。
それはそれで天使っぽいので見てみたい。
そう思ってアイリスが振り返ると、落ちているブランケット、アリムの背に両手をあてて押しているヴァンレックと、ほっとした瞬間のアリムと目が合った。
「あ、ちゃんと変身完了したよ」
アイリスは聞き届けるよりも早く、顔を反対方向へ背けていた。
「アイリス?」
アリムがきょとんとする。
ヴァンレックが、ふと彼の裸に視線を落とした。すべて悟ったように吐息を長くもらす。
「アリム、まずは服を着ようか」
後ろでごそごそと二人が動く音が聞こえ始める。
(バ、バレたわ。恥ずかしい……)
メイドを呼ばなかったのは時間稼ぎだろう。アイリスは、アリムが着替え終わる前に、真っ赤になってしまった顔の熱が引くよう努めた。
◇∞◇∞◇
「ごめんなさい。メイドを呼びましょうか」
慌てて立ち上がり、ベルのほうへ向かう。
「ま、待ったっ。アリム何してるっ、早く翼のほうも人化させろっ」
「え! 残ってる!? あぁあぁ、アイリスお願い待ってー!」
ヴァンレックとアリムの珍しい焦った声が上がった。
それはそれで天使っぽいので見てみたい。
そう思ってアイリスが振り返ると、落ちているブランケット、アリムの背に両手をあてて押しているヴァンレックと、ほっとした瞬間のアリムと目が合った。
「あ、ちゃんと変身完了したよ」
アイリスは聞き届けるよりも早く、顔を反対方向へ背けていた。
「アイリス?」
アリムがきょとんとする。
ヴァンレックが、ふと彼の裸に視線を落とした。すべて悟ったように吐息を長くもらす。
「アリム、まずは服を着ようか」
後ろでごそごそと二人が動く音が聞こえ始める。
(バ、バレたわ。恥ずかしい……)
メイドを呼ばなかったのは時間稼ぎだろう。アイリスは、アリムが着替え終わる前に、真っ赤になってしまった顔の熱が引くよう努めた。
◇∞◇∞◇