可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「領主でもあらせられるのに、本当にお忙しいお方ですね……」
昨日はアリムと合流したのち、結局ヴァンレックは日が暮れるまで姿を見せず、夕食時間にアリムを迎えに来たのだ。
「普段ですと数日、長い時は一ヵ月不在されることもありました。坊ちゃまを育てることになってから、できるだけ邸宅にいようと努力されているのです。そのためこのたびの討伐対象の山へも日を分けて向かっています」
「日帰りで山に行くだなんて、大変ですね」
「獣人族は体力があるとはいえ、旦那様についていく騎士たちの疲弊はすさまじいですね。冬になると少なくなった獲物を探して害獣は人里へ、繁殖期と活動期が重なって魔獣の被害も増えます。奥様が協力してくださることになりましたので、数日は時間を取れそうだと旦那様も安心されておられました」
一ヵ月は必要のところ『数日』で、ということだろう。
(大公様は、できるかぎり子供といたいと考えているのね)
なんていい父親だろう。
そう考えると、アイリスも自分が去るまでに役立ちたいとますます思えた。
昨日はアリムと合流したのち、結局ヴァンレックは日が暮れるまで姿を見せず、夕食時間にアリムを迎えに来たのだ。
「普段ですと数日、長い時は一ヵ月不在されることもありました。坊ちゃまを育てることになってから、できるだけ邸宅にいようと努力されているのです。そのためこのたびの討伐対象の山へも日を分けて向かっています」
「日帰りで山に行くだなんて、大変ですね」
「獣人族は体力があるとはいえ、旦那様についていく騎士たちの疲弊はすさまじいですね。冬になると少なくなった獲物を探して害獣は人里へ、繁殖期と活動期が重なって魔獣の被害も増えます。奥様が協力してくださることになりましたので、数日は時間を取れそうだと旦那様も安心されておられました」
一ヵ月は必要のところ『数日』で、ということだろう。
(大公様は、できるかぎり子供といたいと考えているのね)
なんていい父親だろう。
そう考えると、アイリスも自分が去るまでに役立ちたいとますます思えた。