可愛いあの子の継母になるなら、獣人大公の嫌われ妻でも構いませんわ!〜どうやら私は侯爵家の悪女のようです〜
「……美しいのは認める。あんな派手なドレスも、違和感がない」
この邸宅には似合わないドレスだった。
しかし、それを自然と身にまとい、この場の美しい調度品に溶け込むほどアイリス・エティックローズという令嬢は美しい。
初めて見た際、噂は知っていたのに、想像以上でヴァンレックもどきっとしたほどだ。
社交界は、遊び回って公の場ではなかなかお目にかけられない美しい悪女、アイリス・エティックローズの結婚に驚いている。
二十代前半まで遊ぶだろうと誰もが思っていたらしい。
さすがの彼女にも両親の決定には逆らえなかった、だの、国王は狂暴な弟の手綱を握れるように国一番のたくましい女をあてがった、だの、呆れるような話しが飛び交っているとか。
『よかったな我が弟よ、人選は確かだった。あまりの話題の強さに、おかげで〝謎の連れ子〟のことなど、みなどうでもよくなっているみたいだぞ』
先日、兄である国王から手紙が届いた。
悪女のほうは適当にあしらっておけと書かれてあって、そこにもヴァンレックは何やらもやもやした。
この邸宅には似合わないドレスだった。
しかし、それを自然と身にまとい、この場の美しい調度品に溶け込むほどアイリス・エティックローズという令嬢は美しい。
初めて見た際、噂は知っていたのに、想像以上でヴァンレックもどきっとしたほどだ。
社交界は、遊び回って公の場ではなかなかお目にかけられない美しい悪女、アイリス・エティックローズの結婚に驚いている。
二十代前半まで遊ぶだろうと誰もが思っていたらしい。
さすがの彼女にも両親の決定には逆らえなかった、だの、国王は狂暴な弟の手綱を握れるように国一番のたくましい女をあてがった、だの、呆れるような話しが飛び交っているとか。
『よかったな我が弟よ、人選は確かだった。あまりの話題の強さに、おかげで〝謎の連れ子〟のことなど、みなどうでもよくなっているみたいだぞ』
先日、兄である国王から手紙が届いた。
悪女のほうは適当にあしらっておけと書かれてあって、そこにもヴァンレックは何やらもやもやした。