本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません

仕事を終えて家に帰ると、私は着替えもせずにその場で泣き崩れた。

自分のしてしまった大きな過ち、そしてその報いを悔いながら、声を殺して泣き続けた。
この胸の痛みは要さんの心の痛みだ。

何時間も泣いて泣いて、涙も枯れ果てて、ふと鏡に映る真っ赤に目を腫らした自分の顔をみつめる。

もう一度だけ、ちゃんと要さんに自分の想いを伝えたい。

嫌われたままでもいい。
許して貰えなくてもいい。
でもこのまま、自分の気持ちを誤解されたまま生きていくのは嫌だ。

・・・私はそう決心し、涙をぬぐった。
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