第3部 夜明けが世界を染めるころ、悪意の見える伯爵令嬢は王子の執着から逃れられない
「はぁ〜、すっきりした」
「ほんとですね。身体、軽いです」
「……いやぁ、痛かった……」
文句はある。
だが不思議なことに、身体は確かにすっきりしていた。
「じゃあ次よ!」
休む間もなく連れてこられたのは、
きらきらとしたショーウィンドウの並ぶ、綺麗なお店の前。
「じゃあ、好きな服選びましょう!!」
「おおー!」
アリスもすっかりノリノリで、迷いなく店内へ入っていく。
「アリスちゃんは、いつも暗い色が多いでしょ?
今日は明るめにしましょう」
そう言いながら、ルイは次々と服を手に取っていく。
迷いがない。怖い。
そして、こちらを振り返り――
「ティアナちゃんはねー、
これと、これと……あ、これも着てみて」
「え?」
気づいた時には、
腕いっぱいに服を抱えさせられていた。
「はいはい! 早く!」
「わ、わかった……」
試着室に押し込まれる。
一着目。
フリルのついたチェックのドレス。
二着目。
身体の線がはっきり出るドレス。
三着目。
ズボン。
着替えるたびにカーテンが開き、
「やだ、どれも似合うわね」
「さすがお嬢様です」
絶賛の嵐。
……いや、待って。
「……私は着せ替え人形か!!」
即座に突っ込んだが、
返ってきたのは満面の笑みだけだった。
「ほんとですね。身体、軽いです」
「……いやぁ、痛かった……」
文句はある。
だが不思議なことに、身体は確かにすっきりしていた。
「じゃあ次よ!」
休む間もなく連れてこられたのは、
きらきらとしたショーウィンドウの並ぶ、綺麗なお店の前。
「じゃあ、好きな服選びましょう!!」
「おおー!」
アリスもすっかりノリノリで、迷いなく店内へ入っていく。
「アリスちゃんは、いつも暗い色が多いでしょ?
今日は明るめにしましょう」
そう言いながら、ルイは次々と服を手に取っていく。
迷いがない。怖い。
そして、こちらを振り返り――
「ティアナちゃんはねー、
これと、これと……あ、これも着てみて」
「え?」
気づいた時には、
腕いっぱいに服を抱えさせられていた。
「はいはい! 早く!」
「わ、わかった……」
試着室に押し込まれる。
一着目。
フリルのついたチェックのドレス。
二着目。
身体の線がはっきり出るドレス。
三着目。
ズボン。
着替えるたびにカーテンが開き、
「やだ、どれも似合うわね」
「さすがお嬢様です」
絶賛の嵐。
……いや、待って。
「……私は着せ替え人形か!!」
即座に突っ込んだが、
返ってきたのは満面の笑みだけだった。