【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
そう言ってから渡されたのは、前にも借りたことがある魔道具の腕輪だった。
なんでも所有者のブレンダン自身か、彼の許可を得たものにしか嵌められない魔法がかかっている腕輪で、身分証明にもなるらしい。
そう言われて彼が乗って来た馬車に乗り込むと、以前にブレンダンと凱旋式で行ったことのある城へと向かった。
この国に来てから、スイレンは馬車に乗ることにも慣れてきた。
ガヴェアで生花を売る花娘をしていた時には、徒歩で街中を歩いていた。
けれど、こうして車内には柔らかなクッションがたくさんある、いかにも貴族や裕福な人が乗るような馬車に慣れてしまうと、平民が使うような辻馬車には乗れなくなってしまうかもしれない。
(こうしたことに、慣れてしまうのは……きっと、良くないわね。私の稼ぎだけでは、こんな馬車には、とても乗れないもの)
城に到着し、門前に居た衛兵にブレンダンに言われた通りに腕輪を見せると、何かと照合させるように不思議な石を近づけて光らせた。
なんでも所有者のブレンダン自身か、彼の許可を得たものにしか嵌められない魔法がかかっている腕輪で、身分証明にもなるらしい。
そう言われて彼が乗って来た馬車に乗り込むと、以前にブレンダンと凱旋式で行ったことのある城へと向かった。
この国に来てから、スイレンは馬車に乗ることにも慣れてきた。
ガヴェアで生花を売る花娘をしていた時には、徒歩で街中を歩いていた。
けれど、こうして車内には柔らかなクッションがたくさんある、いかにも貴族や裕福な人が乗るような馬車に慣れてしまうと、平民が使うような辻馬車には乗れなくなってしまうかもしれない。
(こうしたことに、慣れてしまうのは……きっと、良くないわね。私の稼ぎだけでは、こんな馬車には、とても乗れないもの)
城に到着し、門前に居た衛兵にブレンダンに言われた通りに腕輪を見せると、何かと照合させるように不思議な石を近づけて光らせた。