【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
ある日、突然。店主である自分の部屋を訪ねて来たスイレンから理由を聞いて、ブレンダンの父親のジョルジオは彼と似た笑顔で面白そうにした。
スイレンに親身になってくれるクラリスやブレンダンを、頼ることも考えた。だが、裕福な商人で名の知れたこの人なら。貴族で自身も権力を持つリカルドから、自分の事を隠してくれるのではないかとそう考えたのだ。
「はい。あの、出来れば。デュマース家の方には、私が何処に行ったのか、わからないようにして頂きたくて……」
スイレンの言葉を聞いて、ジョルジオは座っていた椅子から立ち上がり彼女に向けて聞いた。
「……この国の英雄。竜騎士リカルド・デュマースの前から、消えたい?」
ジョルジオはやはり、スイレンが願う希望を面白そうにしていた。
スイレンは彼から、何度かこの店の内装の花を飾る以外の仕事も紹介してもらっていた。
主には貴族や裕福な商人などが開く華やかなパーティで、会場を彩る花の調達などだ。
余興で頼まれて魔法の花を出して会場の宙に無数に浮かべた時には、主催者の貴族夫人に飛び上がるほど喜んで貰い、ぜひまた来て欲しいと乞われたりもした。
スイレンに親身になってくれるクラリスやブレンダンを、頼ることも考えた。だが、裕福な商人で名の知れたこの人なら。貴族で自身も権力を持つリカルドから、自分の事を隠してくれるのではないかとそう考えたのだ。
「はい。あの、出来れば。デュマース家の方には、私が何処に行ったのか、わからないようにして頂きたくて……」
スイレンの言葉を聞いて、ジョルジオは座っていた椅子から立ち上がり彼女に向けて聞いた。
「……この国の英雄。竜騎士リカルド・デュマースの前から、消えたい?」
ジョルジオはやはり、スイレンが願う希望を面白そうにしていた。
スイレンは彼から、何度かこの店の内装の花を飾る以外の仕事も紹介してもらっていた。
主には貴族や裕福な商人などが開く華やかなパーティで、会場を彩る花の調達などだ。
余興で頼まれて魔法の花を出して会場の宙に無数に浮かべた時には、主催者の貴族夫人に飛び上がるほど喜んで貰い、ぜひまた来て欲しいと乞われたりもした。