【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
1-17 天国
「何も知らないと……そうだ。不安だよな。でも、俺も何もかも、初めてなんだ。男所帯だから、話は聞いているし、何となくやり方は知ってはいるけど、何か変なことをやらかすのは俺かもしれない。少しでも嫌だと思ったりしたら、すぐに止めるから言って欲しい……好きだよ。スイレン。君のことを何かひとつ知るたびに、ますます君が好きになるんだ」
彼の甘い告白の中に、聞き逃せないことを聞いたような気がして、スイレンははっと顔を上げた。
柔らかな表情を浮かべ、自分を見つめる大好きなリカルドの顔が、すぐ近くにある。
「あの……もしかして、リカルド様も……私と同じようにしてそういう事をしたことが、ないんですか……?」
スイレンはリカルドの過去についてなど、今までに探ろうとしたことなんて一度もなかった。
けれど、彼はこんなに魅力的で、あんなに美しい婚約者が、すぐ近くに居たのに。
「そうだよ。幼い頃から決まった婚約者が居たし。イジェマとは、一切何にもない。むしろ幼い頃から竜騎士になりたかった俺のことを、毛嫌いしていたから。それに、小さな頃から、竜騎士となるために厳しい鍛錬していたし。そんな時間もない……まあ。男にはいろんな考え方をする奴も居ると思うんだけど。俺は好きな子以外とは、こういうことはしたくないという考えなんだ。君はきっと知らないと思うけど、結構珍しいかも」
そう言いつつリカルドは頬にキスをして、スイレンを抱き寄せた。
(こんなに素敵な人を、嫌うなんて本当に信じられない)
彼の甘い告白の中に、聞き逃せないことを聞いたような気がして、スイレンははっと顔を上げた。
柔らかな表情を浮かべ、自分を見つめる大好きなリカルドの顔が、すぐ近くにある。
「あの……もしかして、リカルド様も……私と同じようにしてそういう事をしたことが、ないんですか……?」
スイレンはリカルドの過去についてなど、今までに探ろうとしたことなんて一度もなかった。
けれど、彼はこんなに魅力的で、あんなに美しい婚約者が、すぐ近くに居たのに。
「そうだよ。幼い頃から決まった婚約者が居たし。イジェマとは、一切何にもない。むしろ幼い頃から竜騎士になりたかった俺のことを、毛嫌いしていたから。それに、小さな頃から、竜騎士となるために厳しい鍛錬していたし。そんな時間もない……まあ。男にはいろんな考え方をする奴も居ると思うんだけど。俺は好きな子以外とは、こういうことはしたくないという考えなんだ。君はきっと知らないと思うけど、結構珍しいかも」
そう言いつつリカルドは頬にキスをして、スイレンを抱き寄せた。
(こんなに素敵な人を、嫌うなんて本当に信じられない)