【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
そうして、向かいの大きなソファへ座ると、ワーウィックと手を繋ぎ立ち竦んだままだったスイレンに手招きをして隣へと座らせた。
ワーウィックは、リカルドの逆隣に座った。彼が寄り添うようにして小さな身体を寄せて来るので、スイレンはくすぐったくて少し笑ってしまった。
「イジェマ。何があったか、詳しく説明してくれ。君には、将来を誓い合った恋人が居たはずだろう?」
リカルドはこの状況でも安心させるように、隣に居るスイレンの右手を大きな手で握った。
イジェマはそんな二人の様子を見ても特に気にするでもなく、堰止まっていた言葉を吐き出すように話しだした。
「……貴方との、婚約解消が成立したと言ったら……そうしたら喜んでもらえると、そう思っていたの。でも、ジャックは婚約解消したと聞いてから、急に怒り出して、もうお前とは別れるから。二度と話しかけないでくれと……そう。言ったの」
青い宝石のような瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれた。
ワーウィックは、リカルドの逆隣に座った。彼が寄り添うようにして小さな身体を寄せて来るので、スイレンはくすぐったくて少し笑ってしまった。
「イジェマ。何があったか、詳しく説明してくれ。君には、将来を誓い合った恋人が居たはずだろう?」
リカルドはこの状況でも安心させるように、隣に居るスイレンの右手を大きな手で握った。
イジェマはそんな二人の様子を見ても特に気にするでもなく、堰止まっていた言葉を吐き出すように話しだした。
「……貴方との、婚約解消が成立したと言ったら……そうしたら喜んでもらえると、そう思っていたの。でも、ジャックは婚約解消したと聞いてから、急に怒り出して、もうお前とは別れるから。二度と話しかけないでくれと……そう。言ったの」
青い宝石のような瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれた。