【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
ワーウィックはリカルドのそんな様子に気づいても、何も言わない。いつものように揶揄うこともしない。皿に盛られたスイレンが出した山盛りの魔法の花を、楽し気に食べているだけだ。
スイレンはそんなワーウィックの様子が気になって、食後、リカルドが二階に上がってしまったのを見届けると、思い切って彼に話しかけた。
「ワーウィック。何で喋らないの?」
ワーウィックはお喋りだし、いつもは食事中でも率先して話している。それとは真逆の姿にを見て、不思議そうにしているスイレンに、ワーウィックは苦笑しながら答えた。
「ん、気にしないで。スイレン。リカルドの心の中が、うるさくて。僕達は契約で繋がっているからね。だから、ある程度意思の疎通が、喋らなくても出来るんだけど……まあ、あいつは、この思わぬ事態にとても混乱しているんだ。スイレンは、気にしなくて大丈夫だよ。任せておけば、何とかしてくれるだろう」
ワーウィックの美しい紅色の目は、嘘はついていないように見える。確かにそう、スイレンには見えた。
(もしかしたら、私に言えない何かが起こっていて、二人はそれを秘密にしようとしているのかもしれない)
スイレンはそんなワーウィックの様子が気になって、食後、リカルドが二階に上がってしまったのを見届けると、思い切って彼に話しかけた。
「ワーウィック。何で喋らないの?」
ワーウィックはお喋りだし、いつもは食事中でも率先して話している。それとは真逆の姿にを見て、不思議そうにしているスイレンに、ワーウィックは苦笑しながら答えた。
「ん、気にしないで。スイレン。リカルドの心の中が、うるさくて。僕達は契約で繋がっているからね。だから、ある程度意思の疎通が、喋らなくても出来るんだけど……まあ、あいつは、この思わぬ事態にとても混乱しているんだ。スイレンは、気にしなくて大丈夫だよ。任せておけば、何とかしてくれるだろう」
ワーウィックの美しい紅色の目は、嘘はついていないように見える。確かにそう、スイレンには見えた。
(もしかしたら、私に言えない何かが起こっていて、二人はそれを秘密にしようとしているのかもしれない)