【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
ワーウィックの説明では納得出来なかったスイレンは、今日起きたことを思い返し不安になり彼に聞いた。
「イジェマ様が、付き合っていた恋人と今日別れてしまったのはわかっているけれど……それって、リカルド様達の婚約解消に、何か不都合が生まれるってことなの?」
「僕はその婚約についての契約を全部は知らないんだけど、あいつの心の声を要約すると、イジェマ嬢にその後きちんとした相手との縁談が決まらなかったら、婚約解消が正式には成立しないみたいだね。幼い頃からリカルドと婚約していたから、その年数分、出会いの機会を奪われていたっていうのが、向こうの言い分らしいけど……だからって、そこらへんの適当な男をあてがう訳にもいかない」
「出会いの機会……そうね。婚約者が居れば、他の男性は近付けないもの」
向こうの言い分は理解出来ると頷いたスイレンに、ワーウィックは言葉を続けた。
「それにリカルド並みの地位を持つ未婚の男性でって言うと、限られて来るからね。ジャック・ロイドは、その点では合格だったみたいだよ。今、リカルドはイジェマ嬢の父親にどう納得してもらうか。必死で、頭を働かせているね」
「イジェマ様が、付き合っていた恋人と今日別れてしまったのはわかっているけれど……それって、リカルド様達の婚約解消に、何か不都合が生まれるってことなの?」
「僕はその婚約についての契約を全部は知らないんだけど、あいつの心の声を要約すると、イジェマ嬢にその後きちんとした相手との縁談が決まらなかったら、婚約解消が正式には成立しないみたいだね。幼い頃からリカルドと婚約していたから、その年数分、出会いの機会を奪われていたっていうのが、向こうの言い分らしいけど……だからって、そこらへんの適当な男をあてがう訳にもいかない」
「出会いの機会……そうね。婚約者が居れば、他の男性は近付けないもの」
向こうの言い分は理解出来ると頷いたスイレンに、ワーウィックは言葉を続けた。
「それにリカルド並みの地位を持つ未婚の男性でって言うと、限られて来るからね。ジャック・ロイドは、その点では合格だったみたいだよ。今、リカルドはイジェマ嬢の父親にどう納得してもらうか。必死で、頭を働かせているね」