【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】

2-3 朝の光

 その日の夜。リカルドは、何でもいくつかの根回しが必要だからと言って、机に向かい何通もの手紙を書いていた。

 リカルドの様子を見ていたはずのスイレンは、彼の部屋にある大きなベッドで、いつの間にか眠ってしまっていた。

 はっと目覚めれば、背中から抱かれて太くて筋肉質な腕が身体に巻きついている。

 リカルドは上半身裸なのか、剥き出しの肌に直接触れたところが熱い。

 寒い季節なのに、こんな格好で寝てしまって風邪をひいてしまわないかとスイレンは不安になった。

 身動きの取れないスイレンは、懸命にがっちりと固定されてしまった体を捩らせると、いつもの彼の精悍な表情からは想像もつかない。あどけなくて、可愛らしい寝顔が見えた。

(リカルド様。寝顔、可愛い)

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