【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「確かに、まあ……可愛いね。ねえ。デュマースより、僕の方が絶対に良いよ。あの頭でっかちな童貞よりは、君のことを愉しませてあげることが出来る」
確かに、リカルドはスイレンに何もかもが初めてだと言っていた。だが、それが彼の欠点になるなんて、スイレンには思えなかった。
(本当に、なんなの。この人には、何の関係もないし……リカルド様に、こんな事を言うなんて……)
イジェマの件もあり、ジャック・ロイドに対するスイレンの警戒心は強まっていく一方だった。
「……っ、お断りします。話がそれだけなら、もう帰らせて頂きます」
「デュマースは、ただ運が良かっただけで竜に選ばれた臆病者だ。英雄と呼ばれ良い気になっているが……自分が戦功を立てるためなら、どんな卑怯な真似もする卑劣な男だよ」
ジャックは早足で去ろうとしたスイレンの手首を捕まえて強く握り、リカルドのことを侮辱した。
スイレンはその言葉を聞いて、涙が頬に走るのを感じた。
「もう! 離してくださいっ! リカルド様は、そんなことをしません。絶対に」
「……ふん。随分と、あいつの肩を持つんだな。どうせ、何も知らない癖に」
確かに、リカルドはスイレンに何もかもが初めてだと言っていた。だが、それが彼の欠点になるなんて、スイレンには思えなかった。
(本当に、なんなの。この人には、何の関係もないし……リカルド様に、こんな事を言うなんて……)
イジェマの件もあり、ジャック・ロイドに対するスイレンの警戒心は強まっていく一方だった。
「……っ、お断りします。話がそれだけなら、もう帰らせて頂きます」
「デュマースは、ただ運が良かっただけで竜に選ばれた臆病者だ。英雄と呼ばれ良い気になっているが……自分が戦功を立てるためなら、どんな卑怯な真似もする卑劣な男だよ」
ジャックは早足で去ろうとしたスイレンの手首を捕まえて強く握り、リカルドのことを侮辱した。
スイレンはその言葉を聞いて、涙が頬に走るのを感じた。
「もう! 離してくださいっ! リカルド様は、そんなことをしません。絶対に」
「……ふん。随分と、あいつの肩を持つんだな。どうせ、何も知らない癖に」