【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
不安でいっぱいになったスイレンがブレンダンの元に駆け寄ると、止血のためか肩口をきつく縛られたブレンダンが、眉を寄せて彼女を見た。彼の表情は悲しげで、辛そうだ。
(嫌……何。何が起こったの?)
そして、その場所にはリカルドと、あの一際目立つ深紅の竜が居ない事に気がついた。
スイレンは、ブレンダンの口から何か安心出来る言葉が聞きたくて、急ぎ止血や応急処置を受けている彼へと近付いた。
「スイレンちゃん。落ち着いて、聞くんだ。リカルドとワーウィックがガヴェアの魔法使いの攻撃によって撃ち落とされた。そこは僕達が竜騎士が……古き盟約により、近づくことの出来ない場所で……」
「おい。口を閉じろ。ブレンダン。この大怪我で、呑気に喋っている場合か。とにかく、急いで縫合するぞ。医務室に急げ」
ブレンダンの言葉を遮るように、何人かの竜騎士が彼の身体を担ぎ上げて行ってしまう。事態が呑み込めずに呆然とするスイレンは、背後から袖を引かれて振り向いた。
いつの間にか人化していたクライヴが、黙ったままでスイレンの手を引いた。
(嫌……何。何が起こったの?)
そして、その場所にはリカルドと、あの一際目立つ深紅の竜が居ない事に気がついた。
スイレンは、ブレンダンの口から何か安心出来る言葉が聞きたくて、急ぎ止血や応急処置を受けている彼へと近付いた。
「スイレンちゃん。落ち着いて、聞くんだ。リカルドとワーウィックがガヴェアの魔法使いの攻撃によって撃ち落とされた。そこは僕達が竜騎士が……古き盟約により、近づくことの出来ない場所で……」
「おい。口を閉じろ。ブレンダン。この大怪我で、呑気に喋っている場合か。とにかく、急いで縫合するぞ。医務室に急げ」
ブレンダンの言葉を遮るように、何人かの竜騎士が彼の身体を担ぎ上げて行ってしまう。事態が呑み込めずに呆然とするスイレンは、背後から袖を引かれて振り向いた。
いつの間にか人化していたクライヴが、黙ったままでスイレンの手を引いた。