【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
スイレンはクライヴの言葉に、静かに頷く。
指示を聞くも何も。これから何処に行って良いのかも、スイレンにはわからない。クライヴが言う事を聞いて動くしかない。
もしかしたら、窮地にあるリカルド達の命が繋がるかもしれない。この賭けには、何がどうあったとしても必ず勝ちたかった。
それに、少し落ち着いて考えてみれば、クライヴには大怪我をしている相棒ブレンダンのことが気になって仕方ないだろう。
それなのに、スイレンの願いを聞いて、ここまで連れて来てくれた。
自分が気に入っているから、スイレンのことを放って置けないという理由だとしても、自分の気持ちよりスイレンの事を優先してくれたのだ。
滅多なことで、してくれる事ではないとわかっていた。
「クライヴ……ありがとう。本当に、ありがとう。いつかきっと。このお礼はするから……」
少年の小さな手を取って、真剣な目でそう言ったスイレンに、少し照れたようにしてクライヴは頷いた。
「ブレンダンが……君のことは、必ず守り切れと言っていた。あいつは、本当に君のことが好きだから。君の希望を、聞いてあげて欲しいと」
指示を聞くも何も。これから何処に行って良いのかも、スイレンにはわからない。クライヴが言う事を聞いて動くしかない。
もしかしたら、窮地にあるリカルド達の命が繋がるかもしれない。この賭けには、何がどうあったとしても必ず勝ちたかった。
それに、少し落ち着いて考えてみれば、クライヴには大怪我をしている相棒ブレンダンのことが気になって仕方ないだろう。
それなのに、スイレンの願いを聞いて、ここまで連れて来てくれた。
自分が気に入っているから、スイレンのことを放って置けないという理由だとしても、自分の気持ちよりスイレンの事を優先してくれたのだ。
滅多なことで、してくれる事ではないとわかっていた。
「クライヴ……ありがとう。本当に、ありがとう。いつかきっと。このお礼はするから……」
少年の小さな手を取って、真剣な目でそう言ったスイレンに、少し照れたようにしてクライヴは頷いた。
「ブレンダンが……君のことは、必ず守り切れと言っていた。あいつは、本当に君のことが好きだから。君の希望を、聞いてあげて欲しいと」