【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「……ブレンダン様が……」
クライヴとブレンダンは、契約で繋がっているから、距離があっても会話が出来るのかもしれない。
ブレンダンのお陰だったことを知り言葉を失ってしまったスイレンに、クライヴは人差し指で暗い森の中を指し示した。
「行こう。エグゼナガルは、魔の山にある洞窟に棲んでいると言われている。人化しているからなんだか感覚が鈍くて……竜の時に、強い力を感じていた方向しかわからない。けど……ここからはそんなに遠くない。急ぐよ」
人化していても夜目の利くらしいクライヴは、見えない足元を恐る恐る進むスイレンの手を引いて先へと進んだ。
今夜は月明かりも明るく、満天の星の光もあった。
(まだ、うっすらと周囲が見えるから進める……)
けれど、これがもし完全な闇夜だったとしたら難しいだろう。
背丈が低い彼は、スイレンが足を取られそうになる度に、支えてくれ励ましてくれた。
そろそろ疲労に両足が悲鳴を上げてきた頃、クライヴがスイレンを素早く大きな木の幹の影に隠すようにして身を寄せた。
クライヴとブレンダンは、契約で繋がっているから、距離があっても会話が出来るのかもしれない。
ブレンダンのお陰だったことを知り言葉を失ってしまったスイレンに、クライヴは人差し指で暗い森の中を指し示した。
「行こう。エグゼナガルは、魔の山にある洞窟に棲んでいると言われている。人化しているからなんだか感覚が鈍くて……竜の時に、強い力を感じていた方向しかわからない。けど……ここからはそんなに遠くない。急ぐよ」
人化していても夜目の利くらしいクライヴは、見えない足元を恐る恐る進むスイレンの手を引いて先へと進んだ。
今夜は月明かりも明るく、満天の星の光もあった。
(まだ、うっすらと周囲が見えるから進める……)
けれど、これがもし完全な闇夜だったとしたら難しいだろう。
背丈が低い彼は、スイレンが足を取られそうになる度に、支えてくれ励ましてくれた。
そろそろ疲労に両足が悲鳴を上げてきた頃、クライヴがスイレンを素早く大きな木の幹の影に隠すようにして身を寄せた。