【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
一刻も早く、リカルドとワーウィックを救いたかった。あんな状態で、いつまでも彼等を放っておくなんて、とても出来ない。
そして、二人はやがて見えてきた山肌に、ぽっかりと黒い口を開けた洞窟の入り口に、覚悟を決めて足を踏み入れた。
◇◆◇
ぴちゃんぴちゃんと、どこかから水の滴り落ちる音がしていた。
洞窟には淡く青く光る苔が群生していて、こんな時でもなければ絵にでも描いておきたいような神秘的な空間だった。
クライヴはいくつも分岐のある洞窟の中を、迷いなく進んでいく。流石に、これから自分が群れに属する訳でもない上位竜に会うことを考えて、緊張しているのか。
これまでは目に見えて疲れているスイレンを気遣い励ましながら進んでくれていたクライヴだったが、奥に進むにつれて口数がどんどん少なくなっていった。
「……スイレン」
急に前を行くクライヴが立ち止まったので、スイレンは慌てて歩みを止めた。
そこは、がらんどうとした、広くて大きな空間だった。 この場所にも、光る苔が天井にも生えていて、まるで青く光り輝く星空が洞窟の中にも広がっているようだ。
そして、二人はやがて見えてきた山肌に、ぽっかりと黒い口を開けた洞窟の入り口に、覚悟を決めて足を踏み入れた。
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ぴちゃんぴちゃんと、どこかから水の滴り落ちる音がしていた。
洞窟には淡く青く光る苔が群生していて、こんな時でもなければ絵にでも描いておきたいような神秘的な空間だった。
クライヴはいくつも分岐のある洞窟の中を、迷いなく進んでいく。流石に、これから自分が群れに属する訳でもない上位竜に会うことを考えて、緊張しているのか。
これまでは目に見えて疲れているスイレンを気遣い励ましながら進んでくれていたクライヴだったが、奥に進むにつれて口数がどんどん少なくなっていった。
「……スイレン」
急に前を行くクライヴが立ち止まったので、スイレンは慌てて歩みを止めた。
そこは、がらんどうとした、広くて大きな空間だった。 この場所にも、光る苔が天井にも生えていて、まるで青く光り輝く星空が洞窟の中にも広がっているようだ。