【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 ただただ、傷ついていたあの人の元に行きたかった。助けたかった。今すぐにでも。

 二人がやっとのことで洞窟を抜けると、何か色とりどりの流れ星のようなものが、幾筋も続々と空から落ちてきていた。

「……あれは?」

「竜騎士達だ。約束通り、イクエイアスがリカルドとワーウィックの救出へと向かわせてくれたんだ。僕も加護が戻ってきたから、今から竜化する。スイレン。行こう」

 クライヴは身震いをし、一気に膨れ上がるようにして竜化した。

 青く美しい鱗がきらめく氷竜が、自分の背に乗るようにと顎で示してサッと身を伏せた。急いでその体にしがみ付くと、クライヴが翼を広げて素早く飛び立つ。

 上空を飛行して向かえばあっという間に、例の野営地まで辿り着いた。クライヴは、一度大きく旋回すると、一気に降下を始めた。



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