【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
自分の身を守る術のないスイレンに酷い無茶をさせたこの状況を、自分のせいだと思っているのかもしれない。彼の後悔を取り払いたくて、スイレンは微笑んだ。
「通常では会えないだろうイクエイアス様にもお会い出来て……エグゼナガル様も、私が出した魔法の花を喜んでくださったみたいなんです。人生で何度もあることではないので、良い経験になりました」
「……こんなところまで来て、あの黒竜と相対するなんて怖かっただろう。君を守るのは他でもない、俺のはずなのに、スイレンに助けて貰って。自分が、情けないよ」
リカルドは悔いるような声を出し、小さなワーウィックの体を支えているスイレンの体ごと覆うようにぎゅっと抱きしめた。
「……私。きっと、守られるだけじゃ嫌なんです。貴方があの檻の中から出られなかったあの時から、何かをしてあげたくて。堪らなかった。だから、今回自分がこうして救えたことが嬉しくて。リカルド様が、無事で、本当に良かった」
無事な彼が目の前に居て。ただそれだけで嬉し涙が自然溢れて、頬を濡らす。
リカルドはスイレンを愛しそうに見つめると、頬にゆっくりとキスをした。
「通常では会えないだろうイクエイアス様にもお会い出来て……エグゼナガル様も、私が出した魔法の花を喜んでくださったみたいなんです。人生で何度もあることではないので、良い経験になりました」
「……こんなところまで来て、あの黒竜と相対するなんて怖かっただろう。君を守るのは他でもない、俺のはずなのに、スイレンに助けて貰って。自分が、情けないよ」
リカルドは悔いるような声を出し、小さなワーウィックの体を支えているスイレンの体ごと覆うようにぎゅっと抱きしめた。
「……私。きっと、守られるだけじゃ嫌なんです。貴方があの檻の中から出られなかったあの時から、何かをしてあげたくて。堪らなかった。だから、今回自分がこうして救えたことが嬉しくて。リカルド様が、無事で、本当に良かった」
無事な彼が目の前に居て。ただそれだけで嬉し涙が自然溢れて、頬を濡らす。
リカルドはスイレンを愛しそうに見つめると、頬にゆっくりとキスをした。