【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「俺とワーウィックを助けてくれて、本当にありがとう。こうして勇気を出してくれた君を誇りに思うよ」
ぎゅっと背中から大きな体に抱き寄せられて、スイレンはこれまでの彼を失ってしまうかもしれないと思い感じていた不安や恐怖を埋めるように、より一層涙を零して泣いてしまった。
あの冒険は、たった一晩のことだったかもしれない。けれど、彼を救うために必死で手を尽くして、走り回った。
そして、リカルドは今生きていて、自分の傍に居てくれる。それが何よりも嬉しくて。
暗い夜が明けて、近付いてくる眩い光。
「スイレン。あのロイドには、一つだけ感謝していることがある」
「え?」
言葉の意味が分からずに振り向いたスイレンに、リカルドは笑って大きく頷いた。
ぎゅっと背中から大きな体に抱き寄せられて、スイレンはこれまでの彼を失ってしまうかもしれないと思い感じていた不安や恐怖を埋めるように、より一層涙を零して泣いてしまった。
あの冒険は、たった一晩のことだったかもしれない。けれど、彼を救うために必死で手を尽くして、走り回った。
そして、リカルドは今生きていて、自分の傍に居てくれる。それが何よりも嬉しくて。
暗い夜が明けて、近付いてくる眩い光。
「スイレン。あのロイドには、一つだけ感謝していることがある」
「え?」
言葉の意味が分からずに振り向いたスイレンに、リカルドは笑って大きく頷いた。