【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「俺と、君が出会うきっかけを作ってくれた。ガヴェアに捕らえられ、檻に入らなければ、可愛い君が檻の中の俺に、興味を持つこともなかった……俺は思うんだけど、それだけを見れば、運が悪かったと嘆くようなことがあったとしても、全てが一瞬で覆るような幸運。それを見逃さないように、くさらずに前を向いていたら。この人生の中、何度も手にすることの出来ない素晴らしい宝物を手にすることが出来るのかもしれない」
「リカルド様」
涙を止めて、自分を見上げているスイレンの頭にキスを落としながら、リカルドは呟いた。
「これから、どんなことが起こるか誰にもわからない。でも、俺は君を離さないだろう。覚えておいて、スイレン。俺を絶望の暗闇の中で何度も救ってくれた光は、君だ。他の誰でもなく君しかいない。俺が貴族だろうが、誰からなんと呼ばれていようが、関係ない。俺は何より君が大事で、これからも傍に居てくれるように。どんな努力だって、するつもりだ」
スイレンはただ喜びで胸がいっぱいになるのを、感じた。自分も同じことを、感じていたから。
「リカルド様」
涙を止めて、自分を見上げているスイレンの頭にキスを落としながら、リカルドは呟いた。
「これから、どんなことが起こるか誰にもわからない。でも、俺は君を離さないだろう。覚えておいて、スイレン。俺を絶望の暗闇の中で何度も救ってくれた光は、君だ。他の誰でもなく君しかいない。俺が貴族だろうが、誰からなんと呼ばれていようが、関係ない。俺は何より君が大事で、これからも傍に居てくれるように。どんな努力だって、するつもりだ」
スイレンはただ喜びで胸がいっぱいになるのを、感じた。自分も同じことを、感じていたから。