【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
当然の事だろうが、心配で彼もこの夜は眠れなかったに違いない。こんなに大怪我をしているのに、前線で動き回っていた方が楽だと思うほどに、彼にとっては辛く今の自分の無力を呪う時だったんだろう。
「リカルド。頼みがあるんだ」
不意にブレンダンは、未だ扉の近くに居たリカルドへと声をかけた。
「なんだ」
「これから、スイレンちゃんに二人で話したいことがある。どうか、二人きりにさせてくれないか」
その言葉を聞いてスイレンは、助けを求めるようにしてリカルドを見た。彼は、ふうっと大きく息をつくと扉を開けた。
「十分だけだ。それより長くなったら、押し入るぞ」
人差し指を向けながら、自分を脅すように見るリカルドにブレンダンは気にしない様子で爽やかに笑った。
「そんな事態には、ならないよ。ありがとう……クライヴ、お前も部屋の外に出て待っていてくれ」
クライヴは何も言わずにこくんと一度頷いて、出て行ったリカルドに続いた。
カタンと扉が閉まる音がした。彼の言わんとしていることを悟って緊張を感じたスイレンは、ベッドに座っていたままのブレンダンの前に立ち、所在なげに両手を握りしめた。
「リカルド。頼みがあるんだ」
不意にブレンダンは、未だ扉の近くに居たリカルドへと声をかけた。
「なんだ」
「これから、スイレンちゃんに二人で話したいことがある。どうか、二人きりにさせてくれないか」
その言葉を聞いてスイレンは、助けを求めるようにしてリカルドを見た。彼は、ふうっと大きく息をつくと扉を開けた。
「十分だけだ。それより長くなったら、押し入るぞ」
人差し指を向けながら、自分を脅すように見るリカルドにブレンダンは気にしない様子で爽やかに笑った。
「そんな事態には、ならないよ。ありがとう……クライヴ、お前も部屋の外に出て待っていてくれ」
クライヴは何も言わずにこくんと一度頷いて、出て行ったリカルドに続いた。
カタンと扉が閉まる音がした。彼の言わんとしていることを悟って緊張を感じたスイレンは、ベッドに座っていたままのブレンダンの前に立ち、所在なげに両手を握りしめた。